PL学園出身・元プロ野球選手の野々垣武志がセ・リーグを総括(11月8日終了時点)

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PL学園出身・元プロ野球選手の野々垣武志がキーマンとなった選手を取り上げて、セ・リーグ6球団の1週間の死闘を振り返ります。

<読売ジャイアンツ/坂本 勇人/チーム成績:1勝3敗1分け>
ここ5試合では18打数6安打、2本塁打、5打点と好調の坂本。注目は8日のヤクルト戦。初回に先発のスアレス投手から2塁打を放ち、通算2000本安打を達成した。続く3回の第2打席は19号ツーラン、4回の第3打席はショートへの内野安打と、名球会入りに花を添えた。31歳10ヶ月という右打者最年少での大記録。ケガさえなければ3000本安打も可能だろう。

<横浜DeNAベイスターズ/伊藤 裕季也/チーム成績:0勝3敗>
ここまでの成績は規定打席外ながら、打率.286、1打点と安定したバッティングを見せている伊藤。3日の中日戦では4打数3安打で猛打賞の活躍。2年目の今シーズンは出場機会が少ないが、まだ24歳と若く右の大砲として期待されている。現在は一塁手として出場しているが、三塁も守れるようになれば、来シーズンは出場機会が増えるはず。クリーンナップも長打力を持っているので、今後が楽しみな選手だ。

<阪神タイガース /秋山 拓巳/チーム成績:3勝1敗>
自身2度目の2ケタ勝利を飾り波に乗る秋山。7日の広島戦で7回3安打無失点で11勝目を挙げた。回を追うごとに調子を上げる見事な投球だった。この試合で3試合連続無四球と、抜群の制球力は球界No.1。今シーズンの成績は防御率2.89、11勝3敗。来シーズンも西勇輝とともに先発ローテーションの要としてチームを牽引するだろう。

<広島東洋カープ/長野 久義/チーム成績:2勝1敗1分け>
長野がここ4試合で11打数6安打、打率.545、2本塁打、4打点と絶好調だ。昨シーズンは5本塁打に終わり、9年連続の2ケタ本塁打が途切れ、力の衰えを感じさせた。規定打席外ながら今シーズンは打率.285、10本塁打、42打点と堂々たる成績。35歳のベテランが衰えを払拭した。来シーズンは開幕から左翼手のレギュラーとして活躍できるだろう。

<東京ヤクルトスワローズ/村上 宗隆/チーム成績:3勝3敗>
ここ6試合で20打数6安打、打率.300、2本塁打、3打点と好調の村上。7日の巨人戦では3打数2安打、2本塁打、2打点。試合には敗れたが、7回と8回にそれぞれセンターとレフトに本塁打を放ち、チーム唯一の得点に貢献した。昨シーズンは三振が184と淡白な打撃が多かったが、今シーズンは逆方向に長打が見られるようになり、三振も114と減った。ツーストライク後もアウトになりづらい打撃になってきた証拠だ。来年は三冠王獲得に期待したい。

<中日ドラゴンズ/大島 洋平/チーム成績:3勝1敗>
大島がここ4試合で18打数6安打、打率.333と安定した打撃を見せている。4試合中3試合でマルチ安打という内容で、2年連続最多安打が、ほぼ確定している。中日は残り1試合、35歳になるベテランがどこまで最多安打記録を伸ばすのか注目したい。

文・野々垣武志(ののがき たけし)
1971年7月8日生まれ、奈良県桜井市出身。1989年にPL学園からドラフト外で西武ライオンズに入団。同期入団は、ドラフト1位の潮崎哲也、2位の鈴木哲、3位の大塚光二、4位の宮地克彦ら。主に内野手として6年間プレーし、1995年にトレードで広島東洋カープに移籍し、代打の切り札として活躍した。2001年からはダイエーホークスに2年間在籍。その後は台湾プロ野球の誠泰太陽に移籍し、14年間の現役生活に幕を下ろした。現在は野球指導者、YouTuberとして活躍している。

 
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