当時の財テクブームを皮肉ったブラック・コメディ


©1988 フジテレビジョン

 
1980年代、ピンク映画界の気鋭監督として活躍した後、一般映画に進出し、その後、2008年には「おくりびと」を発表し、日本映画史上初となる第81回アカデミー外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督が、バブル絶頂期の1988年に放った異色のホームコメディ。
東京の郊外の住宅地を舞台に、家族一丸となってひたすら小金をためることに精を出す木村家の人びと。その不思議な日常生活の様子を、皮肉とユーモアたっぷりに描く。
鹿賀丈史、桃井かおり、子役時代の岩崎ひろみ、伊崎充則らの軽妙な競演も見どころだ。

<ストーリー>

東京の郊外の住宅地に一軒家を構え、家族一丸となって小金をためることに精を出す木村家の人びと。家長の肇は、サラリーマンでありながら、朝早くから、仕出し弁当作りや、近所の暇なご老人方を総動員しての新聞配達などの副業にせっせと励み、妻の典子は、色っぽい声を使ってサービス満点のモーニングコールのアルバイト。そんな一家の日常を目の当たりにして、木村家を偶然訪れた典子の兄である雨宮夫妻は、思わず唖然とする。

番組情報
映画「木村家の人びと」
7月10日(水)19:00~21:00
WOWOWシネマ[字] 出演
鹿賀丈史 桃井かおり 岩崎ひろみ 伊崎充則 柄本明 木内みどり 小西博之 清水ミチコ 竹中直人 ベンガル
監督
滝田洋二郎
脚本
一色伸幸
撮影
志賀葉一
音楽
大野克夫
番組サイト

©1988 フジテレビジョン

※この記事はauテレビでも掲載されました。
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この記事を書いた人
栗林 勝/編集者/1970年東京都生まれ。
専修大学英文科を卒業後、20年ほどアダルト・サブカル系出版社で、雑誌・書籍・ウェブ編集を経験。広く、浅く、安く、をモットーにうす〜く生きている。
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