新型コロナウイルスの感染防止対策で、各球場で収容人数50%の有観客試合で開催中のプロ野球。PL学園出身・元プロ野球選手の野々垣武志が、キーマンとなった選手を取り上げて、パ・リーグ6球団の1週間の死闘を振り返ります。
<埼玉西武ライオンズ/源田 壮亮/チーム成績:4勝2敗>
ここ6試合で、23打数9安打で打率.391と好調の源田壮亮。26日の対楽天戦では7回1死一、二塁。中継ぎの酒居知史から左中間に3塁打を放ち2打点。初回と5回にもヒットを放っており、今季7度目の猛打賞に輝いた。
今季トータルでも打率.277(リーグ13位)、15打点と調子を上げてきている。完全復活に期待だ。
<福岡ソフトバンクホークス/周東 佑京/チーム成績:1勝4敗1分け>
今季、規定打席外ながら打率.249、13打点という成績を残している周東佑京。27日までの6試合では、25打数9安打で打率.360と好調なバッティングを見せた。26日の対ロッテ戦では2回表に中村稔弥の139キロ直球を左中間に打ち返し、これが2点適打となった。3回にも満塁の場面で中前に2打席連続となる2点適時打を放ち、この日は4打数3安打4打点の活躍した。
守備の不安を打撃で返し、チームの勝利に貢献している。
<東北楽天ゴールデンイーグルス/浅村 栄斗/チーム成績:3勝3敗>
22日の対ロッテ戦で1試合3本塁打を放った浅村栄斗の勢いが止まらない。4回に先発・石川歩の直球を右翼席へ25号ソロを放つと、5回にも2打席連続となる26号勝ち越し2ランを左中間に運んだ。さらに8回にも山本大貴から左翼席へ、この日3本目となる27号3ランを放った。この日4打数4安打、3本塁打、7打点で自身初の1試合3発の大活躍で勝利に貢献した。
今季の成績は、打率.291(リーグ8位)、28本塁打(リーグ1位)、86打点(リーグ2位)。本塁打、打点王争いが楽しみになってきた。
<千葉ロッテマリーンズ/中村 奨吾/チーム成績:2勝4敗>
25日の対ソフトバンク戦で、2回に先発ムーアの140キロ直球を左翼線に適時二塁打を放ち、勝利に貢献した。
27日までの6試合を見ても、24打数7安打で打率.292と安定したバッティングを見せている。
勝負強い打撃が魅力で、ランナーがいないときも集中力を保てれば、さらに打率も上がってくるだろう。
<北海道日本ハムファイターズ/近藤 健介/チーム成績:3勝3敗>
今季、打率.332で首位打者争いで3位につけている近藤健介。ここ6試合で26打数8安打で打率.308、6打点と好調さを見せつけた。
注目は24日の対西武戦で、6回1死一塁で十亀剣の142キロ速球を右翼線はじき返し、これが適時二塁打となり相手を突き放して一方的な試合に持って行った。
素晴らしい打撃でチームを牽引しているだけに、首位打者争いにも注目したい。
<オリックス・バファローズ/スティーブン・モヤ/チーム成績:4勝1敗1分け>
今季、規定打席外ながら打率.274、6本塁打、16打点という成績を残しているモヤ。
注目は25日の対日本ハム戦で、4回に先発・マルティネスの151キロの直球を完璧にとらえ、京セラドームの右翼3階席に満塁本塁打を放った。
27日までの6試合では、24打数7安打で打率.292、4本塁打、10打点と打ちまくったモヤ。25日のような試合の行方を決めた一打でチームからの信頼度もアップしただろう。

文・野々垣武志(ののがき たけし)
1971年7月8日生まれ、奈良県桜井市出身。1989年にPL学園からドラフト外で西武ライオンズに入団。同期入団は、ドラフト1位の潮崎哲也、2位の鈴木哲、3位の大塚光二、4位の宮地克彦ら。主に内野手として6年間プレーし、1995年にトレードで広島東洋カープに移籍し、代打の切り札として活躍した。2001年からはダイエーホークスに2年間在籍。その後は台湾プロ野球の誠泰太陽に移籍し、14年間の現役生活に幕を下ろした。現在は野球指導者、YouTuberとして活躍している。

 
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