中古スマホを買うにあたって注意すべき点はどのようなものでしょうか。機能性の劣化や赤ロムの見分け方などに焦点を当てて、安心して中古スマホを選ぶための見どころを紹介します。

買ってはいけない端末はどう見分けるか?

機能性に影響する経年劣化に注意する

中古品を購入する以上、劣化は避けられませんが、キズや擦れといった見た目以上に機能が低下していないかに注目するべきでしょう。例えば、スイッチが摩耗によって反応しずらくなっている、パッキンの劣化によって防水性が下がっている、バッテリー容量が低下しているなどは快適に使用できるか否かに影響するので購入前にチェックが必要です。特にバッテリー容量が明らかにされていないものを買う場合には、バッテリーが交換可能な機種であるか確かめておくとよいでしょう。
 
赤ロム・白ロムって何?購入後に変化する危険性もある
赤ロム・白ロムともにSIMカードを抜いた中古スマホを指す言葉ですが、赤ロムは携帯会社によってネットワーク利用制限がかかっているという特徴があります。
つまり、通話やインターネットなど通信を利用するすべての機能が使用できない状態になっています。これは、本体の代金が払われていないときなどに取られる措置です。そのため代金の支払が済んでいない端末が売買された場合、その後に元の持ち主が分割払いを中断することによってネットワークが利用できなくなるというケースがあります。これを避けるためにあらかじめ端末の「個体識別番号(IMEI)」を使って支払の済んでいる端末かどうかを確認することが必要です。各携帯電話会社がチェックページを設けています。また、赤ロム保障のある中古販売店から購入するというのもひとつの方法です。
 
SIMロックが解除されているか確認する
ドコモ、au、ソフトバンクで購入された端末にはSIMロックがかかっており、他社のSIMカードを使うことはできません。このため格安SIMを利用したい場合には、あらかじめスマホのSIMロックが解除されている必要があります。中古スマホを購入する際には、SIMロックが解除されているかどうかを確認しましょう。

端末を買うときの注意点

端末本体とSIMを一致させる
端末を購入する際、またはSIMを契約する際には以下の二つを一致させることが必要です。
一つ目は、回線の種類です。格安SIMを販売する業者には、ドコモ系やau系など回線の種類が指定されている場合があります。そのため元のキャリアが異なる端末では電波の波長の違いにより通信不能となってしまいます。
二つ目は、SIMカードとトレイのサイズです。主に3種類のサイズがあり一致しないと装着できません。契約・購入の際には希望のサイズを選択しましょう。
 
保障の充実したお店で買う

携帯電話会社で購入したスマホなら故障の際に修理保証を受けることができますが、中古スマホには保障のない場合が多いです。
中古スマホでも販売店によっては保証をつけられる場合があるので価格だけでなく条件をよく確認しましょう。

おわりに

スマホの保有率が高まり持っているのが当然といったデバイスではありますが、やはり高価なものなので中古も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。販売店ではなくフリマアプリなどで個人間の売買をする場合には特に気を付けて取引しなければなりません。

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