
(C)魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会
9月19日(金)から全国公開する劇場長編アニメーション「ひゃくえむ。」。原作は、「チ。 ―地球の運動について―」で手塚治虫文化賞マンガ大賞を史上最年少受賞した新鋭・魚豊の連載デビュー作「ひゃくえむ。」(講談社刊)。陸上競技の世界で、「100m」という一瞬の輝きに魅せられた者たちの狂気と情熱を描いた物語は、「心が熱くなる」「スポーツ漫画で感じたことない感覚」と多くの共感と驚きを呼び、完結後も熱狂的な人気を集めている。声の出演には、生まれつき足の速い“才能型”のトガシを松坂桃李、トガシとの出会いから、100m走にのめり込んでいく“努力型”の小宮を染谷将太と、声優としての評価も高い実力派キャストが命を吹き込む。監督は、長編第1作の「音楽」で「アニメ界のアカデミー賞」と名高い米アニー賞ノミネートをはじめ、国内外の多数の映画賞で高い評価を受ける気鋭のクリエーター・岩井澤健治監督が務める。
「アヌシー国際アニメーション映画祭2025」にてワールドプレミア上映&絶賛の声続出!
6月8日(日)からフランスで開催中の世界最大規模のアニメーション映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭2025」にて、仏現地時間6月12日(木)午後4時30分から公式上映を行った。
およそ420席が満席となった熱気溢れる会場に、岩井澤健治監督が登壇し、本作への想いを明かした。岩井澤監督は、2020年に最優秀オリジナル音楽賞を受賞した「音楽」、そして昨年の「ひゃくえむ。」の「Work in Progress部門」選出を経て同映画祭への参加は3度目となる。
岩井澤監督は、「前作の『音楽』は小さなチームで作った作品でしたが、多くの人に見てもらって、それが今回の『ひゃくえむ。』に繋がりました」とし、「『音楽』の時はコロナ禍でアヌシーに来られなかったので、今日やっとアヌシーで皆さんの前に立ててすごく興奮しています。100m走はただまっすぐに走るシンプルなスポーツなので表現するのが難しかったですが、楽しんでもらえるように考え抜いて頑張って作りました」と観客に向けて5年越しの思いを語った。
100mにすべてを懸ける主人公たちの熱き物語をいち早く見届けようと駆け付けた世界のファンからは「アニメーションの力は無限大だということを改めて感じた」「10秒間の感情をここまでアニメーションで表現できるのはすごい」など興奮の声が寄せられ、世界での本公開に大きな期待が寄せられた。
日本公開に先駆け、世界の映画・アニメファンを魅了した本作。個性溢れるキャラクターたちが繰り広げる狂気と情熱の物語を、公開まで楽しみにお待ちいただきたい。
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「君たちはどう生きるか」をオスカーに導いたGKIDSが共同出資製作&配給権獲得!
2025年10月に北米公開決定!
世界のアニメ映画を中心に北米配給を担うGKIDSが劇場アニメ「ひゃくえむ。」の共同出資製作と北米での配給権を獲得、2025年10月に北米での公開が決定した。GKIDSは、新海誠や細田守、湯浅政明作品など、日本のアニメ映画の世界的な普及や評価に大きな役割を果たしてきた。2024年には、スタジオジブリ「君たちはどう生きるか」を米アカデミー賞長編アニメーション映画部門受賞に導いた実績をもつ。近年は配給だけでなく製作出資にも意欲を見せる彼らが、日本アニメ作品の最新作として本作への共同出資製作ならびに北米配給を担うことが決定した。GKIDS社長のデヴィッド・ジェステット氏は、「『ひゃくえむ。』にパートナーとして参加し、この素晴らしい映画を北米にお届けできることを大変光栄に思います。この新しいスポーツ映画を早く皆様にお届けできるのを楽しみにしています」と世界に向けてコメントしている。
トガシ&小宮の陸上人生に影響を与える重要キャラクターに、超豪華声優キャストが参戦!
&コメント到着!
陸上界を牽引するトップランナーの財津役には、『僕のヒーローアカデミア』シリーズの死柄木弔役、『ハイキュー!!』シリーズの月島蛍役など、数々の作品でファンを魅了し続ける内山昂輝が決定。原作ファンから絶大な人気を誇る財津役について、「彼のセリフは独特な言い回しが多くてどういう風に表現していくべきか悩んだ」と役づくりの苦労を明かしつつ、「アニメーションならではの走りの表現をはじめとして『ひゃくえむ。』という作品がどのように映像化されるのか僕自身もとても楽しみにしています」と作品の完成に期待を寄せる。
財津に王者の座を阻まれ続ける海棠役には、声優、俳優業とマルチな活躍で幅広い層から支持を集める津田健次郎。魚豊作品への参加は『チ。 ―地球の運動について―』のノヴァク役に続き2作目となる。本作について、「新しい領域のスポーツアニメが誕生したのではないでしょうか? スポ根ですが、より哲学的な、奥深い、魅力的な作品です。魚豊先生の描く世界で、個性の強い人物を演じさせて頂けるのが光栄でした」と魅力を語る。
内山と津田が作り上げる、2人のトップランナーの圧倒的存在感をぜひ劇場で確かめていただきたい。
内山昂輝 コメント
財津の声を担当した内山昂輝です。彼のセリフは独特な言い回しが多くてどういう風に表現していくべきか悩んだのですが、岩井澤監督から丁寧に演出していただいて物語の最後まで走り抜けました。アニメーションならではの走りの表現をはじめとして、「ひゃくえむ。」という作品がどのように映像化されるのか僕自身もとても楽しみにしています。ぜひ劇場でご覧ください!
津田健次郎 コメント
新しい領域のスポーツアニメが誕生したのではないでしょうか? スポ根ですが、より哲学的な、奥深い、魅力的な作品です。魚豊先生の描く世界で、個性の強い人物を演じさせて頂けるのが光栄でした。なるべく丁寧に、でも躍動感を失わず演じようと心掛けました。今までに無いスポーツアニメ、ご期待下さい。是非劇場で!
- ストーリー
- 生まれつき足が速く、「友達」も「居場所」も手に入れてきたトガシと、辛い現実を忘れるため、ただがむしゃらに走っていた転校生の小宮。
トガシは、そんな小宮に速く走る方法を教え、放課後2人で練習を重ねる。
打ち込むものを見つけ、貪欲に記録を追うようになる小宮。
次第に2人は100m走を通して、ライバルとも親友ともいえる関係になっていった。
数年後、天才ランナーとして名を馳せるも、勝ち続けなければいけない恐怖に怯えるトガシの前にトップランナーの一人となった小宮が現れる――。
- 映画概要
- 映画「ひゃくえむ。」
[公開] 2025年9月19日(金)全国公開 [声の出演] 松坂桃李
染谷将太
内山昂輝
津田健次郎[原作] 魚豊『ひゃくえむ。』(講談社「マガジンポケット」所載) [監督] 岩井澤健治 [脚本] むとうやすゆき [キャラクターデザイン・総作画監督] 小嶋慶祐 [美術監督] 山口渓観薫 [音楽] 堤 博明 [プロデューサー] 寺田悠輔、片山悠樹、武次 茜 [アニメーション制作] ロックンロール・マウンテン [製作] 『ひゃくえむ。』製作委員会 [配給] ポニーキャニオン/アスミック・エース