自分自身のこれからを、それぞれが模索している


©NHK

 
東日本大震災で甚大な被害に見舞われた宮城県女川町。小学校卒業間際で被災した子供たちは、<1000年後のいのちを守ろう>と、あの日、津波が到達した21カ所に『いのちの石碑』を建てる活動を続けている。あれから8年、彼らも今年20歳を迎え、女川町のこれからと同様に、自分自身のこれからを、それぞれが模索している。
番組は、「女川1000年後の命を守る会」の実際の活動をもとにフィクションとして、復興半ばの街と青春真っ只中の20歳たちを捉えたドラマを“ロードムービー”タッチで描いていく。
今回は、海岸線や、坂道の起伏の多い女川の地形を効果的に映像化するため、全編4Kドローンで撮影し、今までとは違う映像表現によるドラマを目指す。

あらすじ

咲(サク)は、『いのちの石碑』活動の中心メンバーだったが、地元の高校を卒業と同時に、ダンサーになる夢を叶える為、上京して1年半になる。映像作家を目指す彼(翔太)も出来て、新しい一歩を踏み出したつもりだったが、偏見の目でみられることを恐れ、自分が被災者であること、母親が未だに行方不明であること…を翔太にも打ち明けられず、生きづらさを感じていた。
咲は、もう一度故郷と向き合ってみようと、ドローンカメラを携えた翔太と共に女川への旅を決意するー。「この道を登って避難した」「この体育館で、眠れない夜を過ごした」……
ふたたび“あの日”を辿ることで、咲は自分自身の原点と向き合うことになる。
そして、町の人々と共に石碑まで登る避難訓練の中、『いのちのつながり』を確信していく。

ドラマ概要
タイトル
ドローンドラマ「女川 いのちの坂道」
放送日時
NHK BSプレミアム
2019年3月9日 22時~22時59分
※BS4Kでは、3月に69分版として、放送予定。
出演者
平祐奈/平埜生成 ほか
演出
石井永二
脚本
岡下慶仁
※この記事はauテレビでも掲載されました。
http://sp.tvez.jp/(スマートフォン向けサイトです)
この記事を書いた人
ウィルメディア編集部
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