PL学園出身・元プロ野球選手の野々垣武志がセ・リーグを総括(11月1日終了時点)

 
PL学園出身・元プロ野球選手の野々垣武志がキーマンとなった選手を取り上げて、セ・リーグ6球団の1週間の死闘を振り返ります。

<読売ジャイアンツ/畠 世周/チーム成績:2勝3敗1分け>
1日のヤクルト戦で4勝目を挙げた畠。この日は初回から150キロの直球で打線を翻弄し、3回以降は1安打しか許さない力投を見せた。これがプロ初完投・初完封で4勝目。後半戦からローテーション入りした大型右腕の台頭は、日本シリーズに向けてチームにとっても心強い存在だろう。

<横浜DeNAベイスターズ/梶谷 隆幸/チーム成績:4勝1敗1分け>
ここ6試合で26打数10安打、打率.385の梶谷。注目は1日の阪神戦で、同点で迎えた9回2死三塁の場面で、追い込まれながらも左前安打を放ちサヨナラ勝ちをもたらした。今シーズンの成績も打率.326(リーグ2位)を好成績。規定打席到達したシーズンでは初の打率3割越えで、本塁打も3年ぶりの20本塁打まであと1本。残り試合での活躍に注目だ。

<阪神タイガース/西 勇輝/チーム成績:4勝1敗1分け>
西が29日の中日戦で11勝目を挙げた。この試合は初回に京田陽太に許した本塁打のみで、その後は尻上がりに調子を上げる見事な投球を見せ、11勝目を完投勝利で飾った。今シーズンの成績も防御率2.03(リーグ3位)、11勝(リーグ2位)という好成績でタイトル争いにも参戦している。

<広島東洋カープ/森下 暢仁/チーム成績:5勝1分け>
1日の中日戦で先発した森下が、8回を7安打無失点に抑え10勝目を挙げた。与えた四球はわずか1つと安定感のある投球で、チームを勝利に導いた。初回に2死三塁というピンチを凌ぐと、その後は要所を締めた危なげない投球が光った。これで1完封を含む2完投で、新人王がほぼ確定開となった。開幕からここまでの成績は、防御率1.91、10勝3敗となっている。

<東京ヤクルトスワローズ/アルシデス・エスコバー/チーム成績:4敗2分け>
エスコバーがここ5試合で23打数7安打、打率.304と好調だ。10月30日の巨人戦では4打数1安打1打点。1点を追う8回、2死二塁から適時三塁打を放ち、同点に持ち込む意地を見せた。助っ人としては珍しい守備を買われて入団したエスコバーだが、11月1日までのトータルの成績では打率.281(リーグ14位)と打撃でも見せ場を作っている。

<中日ドラゴンズ/京田 陽太/チーム成績:0勝6敗>
ここ6試合で23打数10安打、打率.435と絶好調の京田。6試合中4試合でマルチ安打を放つ活躍で上り調子だ。これで自身にとっても4年連続の100安打達成となった。不動の2番打者として今後の活躍にも注目だ。

文・野々垣武志(ののがき たけし)
1971年7月8日生まれ、奈良県桜井市出身。1989年にPL学園からドラフト外で西武ライオンズに入団。同期入団は、ドラフト1位の潮崎哲也、2位の鈴木哲、3位の大塚光二、4位の宮地克彦ら。主に内野手として6年間プレーし、1995年にトレードで広島東洋カープに移籍し、代打の切り札として活躍した。2001年からはダイエーホークスに2年間在籍。その後は台湾プロ野球の誠泰太陽に移籍し、14年間の現役生活に幕を下ろした。現在は野球指導者、YouTuberとして活躍している。

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