平凡な女が生きるために足を踏み入れる社会の暗部


 
平凡な女性の人生に一体何が起こったのか!?貧困、無縁社会、ブラック企業…、ある女が生きるために現代社会の暗部へと足を踏み入れていく——。孤独死の謎、保険金殺人、最後に明かされる驚愕のトリック…。息もつけないストーリー展開で、ひとりの女の壮絶な人生を描く社会派サスペンス。「連続ドラマW 絶叫」が24日から全4話で、WOWOWプライムで放送される。
アパートの一室で発見された女性の遺体。そこから浮かび上がったのは、家族や社会から捨てられた鈴木陽子の壮絶な人生だった。経済的に、精神的に追い詰められ、転落していく主人公・陽子を実力派女優の尾野真千子が演じる。
そして、闇社会に生き善悪を超越した得体の知れない思考を持つNPO法人代表・神代武役を安田顕が怪演。さらに、事件の真相に迫る刑事・奥貫綾乃役に小西真奈美、息子だけを溺愛し娘の陽子に一切の愛情を注がない母・鈴木妙子役に麻生祐未、ほかにも片桐仁、前川泰之、小柳友、郭智博、濱津隆之、奥貫薫、酒井若菜、要潤など、個性あふれるキャストが集結。


 
原作は、2013年に「ロスト・ケア」で日本ミステリー文学大賞新人賞、今年「凍てつく太陽」で大藪春彦賞を受賞し、今最も注目されている作家のひとりである葉真中顕の小説だ。

原作者
葉真中 顕(はまなか・あき)プロフィール
1976年東京都生まれ。2013年、『ロスト・ケア』で第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、デビュー。第2作『絶叫』 は第36回吉川英治文学新人賞、第68回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)の候補となり、大きな話題を呼ぶ。2019年、『凍てつく太陽』で第21回大藪春彦賞を受賞。そのほかに、『ブラックドッグ』『コクーン』『政治的に正しい警察小説』 『W県警の悲劇』など著書多数。
ドラマ情報
タイトル
「連続ドラマW 絶叫」
東京・国分寺のアパートで複数の猫に食われて原形をとどめていない女性の遺体が発見される。“よくある孤独死”と処理されそうになるが、ペットらしき猫たちのトイレトレーニングがされていなかったことに違和感を抱いた刑事・綾乃(小西真奈美)は、金魚鉢から鈴木陽子(尾野真千子)名義の通帳を見つけ、彼女の人生を追いかける。一方、国分寺署の捜査班はNPO法人代表・神代武(安田顕)が惨殺された事件の捜査に奔走していた。
放送日時
3月24日(日)夜10時~ WOWOWプライム
<第1話無料放送>
出演者
尾野真千子、安田顕、小西真奈美、片桐仁、前川泰之、小柳友、酒井若菜、要潤、麻生祐未 ほか
スタッフ
原作:葉真中顕「絶叫」(光文社文庫刊)
監督:水田成英(「救命病棟24時」「医龍 ~Team Medical Dragon~」)
脚本:池田奈津子(「連続ドラマW 真犯人」「砂の塔~知りすぎた隣人」)
音楽:林ゆうき
「連続ドラマW 絶叫」公式サイト
※この記事はauテレビでも掲載されました。
http://sp.tvez.jp/(スマートフォン向けサイトです)
この記事を書いた人
栗林 勝/編集者/1970年東京都生まれ。
専修大学英文科を卒業後、20年ほどアダルト・サブカル系出版社で、雑誌・書籍・ウェブ編集を経験。広く、浅く、安く、をモットーにうす〜く生きている。
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