1990年代の長崎、ある家族の心に迫る情景


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2019年6月、Bunkamura シアターコクーンにて、青木豪脚本書き下ろし、河原雅彦演出よる新作『黒白珠(こくびゃくじゅ)』の上演が決定した。
『黒白珠』は1990年代の長崎を舞台に、同じ刻(とき)に生を受けた双子兄弟が、家族を愛しながらも愛に飢え、逃れられない運命にもがきながら、さながら聖書カインとアベルのように、葛藤とすれ違いの中に紡がれてゆく人 間ドラマが描かれる。
人間群像を繊細に深く描くことに定評のある青木豪が、長崎・佐世保を取材し、普遍的且つまだ見ぬ新しい物語を創り出す書き下ろし作品だ。華やかさと毒を含み、心情に刺さるエンターテインメントを生み出す河原雅彦の演出がどのよう物語の世界を立ち昇らせるか期待大だ。
キャストには歌手、俳優として数々の舞台で活躍し、NHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』の岩佐栄輔役でブレイク、出演後は“栄輔ロス”を全国に巻き起こした松下優也、映像や舞台で活躍し、近年大型ミュージカルでの活躍も目覚ましい平間壮一、透明感あふれるビジュアルと演技力が光るマルチプレイヤーの清水くるみ、という今まさに旬の俳優陣がフレッシュな力で物語を牽引し、更に、風間杜夫、高橋慶子、村井國夫といった舞台に大輪の花を咲かせるベテラン陣や、強烈な存在感を残す平田敦子、変幻自在の実力派俳優・植本純米、有望株の青谷優衣等、豪華なキャストが集結した。

ストーリー

1990年代、長崎。
信谷大地(風間杜夫)は、真珠の加工・販売会社を経営していた。大地には双子の兄弟、勇(松下優也)と光(平間壮一)がいる。双子ではあるが、性格も風貌も考え方も、置かれている環境も違う。勇は、自分と双子の弟の光があまり似ていないことや、光を偏愛する父への焦燥も相まって、いつの頃からか自分の出自についてある疑念を抱き始める。
勇と光は、母の事をほとんど知らない。まだ二人が幼い頃に、母は信谷家を出て行き、その後の消息は聞かされていなかった。行方のわからなかったそんな母・純子(高橋惠子)が突如現れ、家族のドラマが動き出す。
親と子、子同士の気持ち、母を知らない子、封印された家族の物語が不協和音を立てながら動き出し、衝撃の真実を解き明かすパンドラの箱が、今開かれる。

公演概要
タイトル
『黒白珠』こくびゃくじゅ


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脚本
青木豪
演出
河原雅彦
出演者
松下優也/平間壮一/清水くるみ/平田敦子/植本純米/青谷優衣/村井國夫/高橋慶子/風間杜夫
『黒白珠』オフィシャルサイト
公演日程
・東京公演:6月7日(金)~23日(日)Bunkamura シアターコクーン
・兵庫公演:6月28日(金)~30日(日)兵庫県立芸術センター 阪急 中ホール
・愛知公演:7月6日(土)・7日(日)刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール
・長崎公演:7月10日(水)長崎ブリックホール 大ホール
・久留米公演:7月13日(土)久留米シティプラザ ザ・グランドホール
・お問い合わせ:キューブ 03-5485-2252(平日12:00~18:00)
・キューブHP:http://www.cubeinc.co.jp/
企画・製作:キューブ サンライズプロモーション東京

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※この記事はauテレビでも掲載されました。
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この記事を書いた人
栗林 勝/編集者/1970年東京都生まれ。
専修大学英文科を卒業後、20年ほどアダルト・サブカル系出版社で、雑誌・書籍・ウェブ編集を経験。広く、浅く、安く、をモットーにうす〜く生きている。
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