鬱と過眠症で引きこもる女性と雑誌編集者の重く切ない恋愛


©2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会

 
劇作家であり、「異類婚姻譚」で芥川賞に輝いた小説家でもある本谷有希子の小説を、本作が長編映画デビューとなる関根光才監督が映画化。
水谷豊を父に、伊藤蘭を母に持つ女優・趣里が、鬱と過眠症により社会から疎外感を抱く女性、という難しい役柄に果敢に挑戦。演技に対するストイックさで女優としての覚悟を感じさせる熱演を見せた。
その演技を受け止めた売れっ子俳優、菅田将暉の度量も見もの。
映画ファンは長谷川和彦監督の「青春の殺人者」で共演した水谷豊と原田美枝子、そのそれぞれの娘・趣里と石橋静河が同じ映画で共演していることに、不思議な縁を感じずにいられないだろう。

<ストーリー>

寧子と津奈木は同棲して3年。元々メンタルに問題を抱えていた寧子は鬱に陥り、過眠症も加わってバイトも続かず、家に引きこもっていた。一方、津奈木は文学に夢を抱いて出版社に入ったものの、週刊誌の編集部でゴシップ記事の執筆に明け暮れる毎日で、2人には自分の想いを言葉にして互いに伝えるすべがなかった。ある日、寧子のもとに津奈木の元恋人、安堂が現われ、津奈木を取り戻したいから彼と別れるように迫ってきた――。

番組詳細
映画「生きてるだけで、愛。」
9月1日(日)21:00~23:00
WOWOWシネマ[SS][字] 出演
趣里 菅田将暉 田中哲司 西田尚美 松重豊 石橋静河 仲里依紗
監督・脚本
関根光才
音楽
世武裕子
番組情報サイト

©2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会

※この記事はauテレビでも掲載されました。
http://sp.tvez.jp/(スマートフォン向けサイトです)
この記事を書いた人
栗林 勝/編集者/1970年東京都生まれ。
専修大学英文科を卒業後、20年ほどアダルト・サブカル系出版社で、雑誌・書籍・ウェブ編集を経験。広く、浅く、安く、をモットーにうす~く生きている。
<ご案内>
各種試写会や取材のご依頼がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
このブログコーナーでご紹介させていただきます。

ログインする

詳細をお忘れですか?