亡くなった祖母が残した夏目漱石の本に記されたサインの謎


©2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会

 
2013年に剛力彩芽主演でテレビドラマ化された三上延の小説を「幼な子われらに生まれ」の三島有紀子監督が映画化。映画「ビブリア古書堂の事件手帖」が10月26日(土)にWOWOWで放送される。
本の知識は豊富だが、人見知りの古書堂店主・栞子役の黒木華が静かなたたずまいながらも本に対する情熱を持つ女性を持ち前の演技力で表現し、さすがと思わせる存在感を放つ。
彼女の相棒となる大輔役の野村周平は、黒木を脇で支えつつも自らの出生に関する謎に迫る青年を好演。
文豪・夏目漱石と太宰治の作品を巧みに引用し、現在のパートと過去のパートを、色彩を変えることで描き分けた三島監督の手腕が光る。

<ストーリー>

鎌倉の片隅にある古書店“ビブリア古書堂”の店主・栞子は極度の人見知りだが、優れた洞察力と推理力を持つ女性。ある日、活字が苦手な青年・大輔が、亡き祖母が残した夏目漱石の「それから」に記されたサインの真偽を鑑定してほしいとやって来る。本を見た栞子はサインの謎を解き明かすだけでなく、大輔の祖母が秘密の恋をしていたことまでも見抜いてしまう。感服した大輔は、これを機にビブリア古書堂で働き始めるのだが……。

番組情報
映画「ビブリア古書堂の事件手帖」
10月26日(土)22:00~00:15
WOWOWシネマ[SS][字] ※10月29日(火)19:45~WOWOWシネマ、11月5日(火)18:55~WOWOWプライムでも放送
出演
黒木華 野村周平 成田凌 夏帆 東出昌大 神野三鈴 渡辺美佐子
監督
三島有紀子
音楽
安川午朗
番組サイト

©2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会

※この記事はauテレビでも掲載されました。
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この記事を書いた人
栗林 勝/編集者/1970年東京都生まれ。
専修大学英文科を卒業後、20年ほどアダルト・サブカル系出版社で、雑誌・書籍・ウェブ編集を経験。広く、浅く、安く、をモットーにうす~く生きている。
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