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7月12日(日)13時15分より半沢直樹制作発表配信会見が行われた。
会場は無観客の中200人のファンとライブで繋ぎながら、(総勢10名の)キャストの間はアクリル板で仕切りを設けての異例の記者会見となった。


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前作より引き続き出演の堺雅人、上戸彩、香川照之、片岡愛之助、北大路欣也、及川光博に加え、今作より新たに登場する市川猿之助、尾上松也といった歌舞伎俳優陣の存在感も半端ない。また、原作にはないキャストの今田美桜、井川遥といった華やかでフレッシュな女優陣の投入も作品をどう色付けていくのかが楽しみである。


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主演の堺は、「芝居で怒鳴りすぎて変な声になっていますが」と断りを入れつつ、今作について「すごいカロリーの詰まったドラマ」「大きな船出」と力を込めて語った。
前作と今作の間のブランク(中断)と新型コロナウイルスの影響による撮影の中断と二度の中断があったため、感慨もひとしおだとしみじみ語った。さらに、「(コロナ禍のもと)ガイドラインに従い安全に気をつけながらの撮影となったが、ぶつかる力を弱める選択肢はないので、全力でぶつかるさまを見て欲しい。」「(頑張りたくても頑張れない人もいる中、いま)頑張れるということがすごく幸せ。幸せを噛みしめながら残りの撮影も頑張ります!」と今作への意気込みを感じさせた。
今作では東京セントラル証券に営業企画部長として異動となった半沢直樹が、事件に巻き込まれながら社員一丸となりチームとなって戦う様が描かれている。半沢の妻・花役として続投の上戸は「キャストの皆さん全員が(前作との)ブランクを全く感じさせない。」「続編があのまま続いているかのような仕上がり。」と語る。
前作でも上戸演じる花の良妻ぶりは視聴者の心を鷲掴みにしたが、夫(堺)の大事な時には(栄養バランスのとれた)精のつく朝ご飯を用意するなど、今作でも引き続き花の良妻ぶりは健在だ。
一方で、初回の登場より圧倒的な存在感を放っている東京中央銀行証券営業部部長演じる市川猿之助は、「原作の面白さが役者やスタッフの力を得て血が流れ、熱を持ち、立体化され、映画のような仕上がりになっている。」と作品を生き物になぞらえ語った。また、「(大したことない役者の自分を)キャストといういい包装紙(ラッピング)でくるんでくれた。」と謙遜しつつ、「主役が輝くためには脇に出る役者が曇っていてはいけない。」と述べた。市川の、脇としてどういう位置に立つかを考えながらの演技に注目したい。
そして香川は、市川に保護者さながら付き沿っていたというが、「(今作では)従兄弟まで土下座を喰らうわけにはいかない。これは一族をかけた半沢直樹との戦いだ。」と茶目っ気ありに語った。これに対し堺は「(どうりで)重たいものと戦っている気がした。」と笑って切り返した。
今作キャストには歌舞伎俳優陣が多く起用されていることにも注目だが、啖呵を切る台詞回しが多い同シリーズならではの必然のキャスティングともいえる。楽屋はさながら(歌舞伎)巡業のように賑やかな様子だといい、現場の熱量とはうってかわった和気あいあいのチーム力が伺えた。
前作同様、視聴翌日月曜日から視聴者がスカッとなるような起爆剤となるか。
7月19日午後9時より初回25分拡大版で、あの半沢直樹が息を吹き返し「倍返しで」帰ってくる。


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※この記事はauテレビでも掲載されました。
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