秋が来るとき

 

本年度横浜フランス映画祭上映作品
2024年サン・セバスティアン映画祭脚本賞、助演俳優賞受賞
フランソワ・オゾン監督最新作
秋が来るとき


初期のオゾン作品を感じさせる、濃厚な人生ドラマ。俳優たちも新旧オゾン組が大集結。

 

『焼け石に水』『8人の女たち』 『スイミング・プール』など、カンヌ、ベルリン映画祭の常連、フランス映画の巨匠フランソワ・オゾンの新作は、自然豊かなフランス・ブルゴーニュの秋を舞台にした人生ドラマ。監督の子供の頃の思い出から着想を得て制作され、幼少の時に毎年訪れていたブルゴーニュが舞台となっている。
 

主人公ミシェルを演じたのは、映画、舞台でも活躍するベテラン女優エレーヌ・ヴァンサン。その親友役に、ジョジアーヌ・バラスコ。その息子役にサン・セバスティアン映画祭で助演俳優賞を受賞したピエール・ロタン。日本でも大ヒットを記録した『スイミング・プール』のリュディヴィ−ヌ・サニエも2003年以来、約22年ぶりに出演。新旧のオゾン・ファミリーが一堂に会し、熟練した演技を魅せる。

 

秋が来るとき

 

最後の人生を生き抜くために必要なのは、愛と抱擁、ちょっとした秘密――。

 

ミシェルは自然豊かで静かな田舎での一人暮らし。休暇で訪れる孫と会うことを楽しみに、家庭菜園で採れたにんじんをスープにし、デザートは自作のケーキ、そして秋の気配が色づく森の中を親友とおしゃべりしながら散歩する。そんな穏やかでささやかな生活を守り抜くため、最後の人生を自分らしく生き抜くために受け入れた、ある秘密とは?美しいブルゴーニュの景観の中、80歳のミシェルが後ろめたい過去を抱えつつも人生の終盤を生き抜く強さ、そして親友をお互いに信じ合う絆と愛情を繊細に、時にドラマティックに描き出す。さらにサスペンス的な要素も垣間見える本作は、初期のオゾンの作風を彷彿させ、成熟した大人たち、映画ファンたちに静かな感動をもたらすだろう。

 

主人公ミシェルが送る丁寧な日常を切り取った場面写真を一斉解禁!

この度一斉解禁された場面写真では、物語の鍵となるキノコを採取するために親友とキノコ狩りに出向き、採れたキノコを分類しながら料理用にカットする場面から、愛する孫とカフェでお茶をするシーン、親友とその息子と楽し気に運転する様子などが温かみのある色感と共に映し出される。反対に、親友の息子のどこか張り詰めた表情や虚ろな娘の様子も切り取られ、ミシェルが受け入れた秘密とは一体何なのか、予測できない場面写真となっている。丁寧で穏やかな生活を送るミシェルに起こったある出来事を美しいブルゴーニュの景観と共に描く『秋が来るとき』は5月30日(金)より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。
 

秋が来るとき

 

秋が来るとき

 

秋が来るとき
STORY
本作の主人公は、80歳のミシェル。パリでの生活を終え、人生の秋から冬に変わる時期を自然豊かなブルゴーニュの田舎で一人暮らしをしている。秋の休暇を利用して訪れた娘と孫に彼女が振る舞ったキノコ料理が引き金で、それぞれの過去が浮き彫りになっていく。人生の最後を豊かに過ごすために、ミシェルはある秘密を守り抜く決意をするー。

 

作品情報
秋が来るとき

監督・脚本:フランソワ・オゾン 『すべてうまくいきますように』『わたしがやりました』
共同脚本:フィリップ・ピアッツォ
出演:エレーヌ・ヴァンサン『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』
ジョジアン・バラスコ『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』
リュディヴィーヌ・サニエ『スイミング・プール』
ピエール・ロタン『12日の殺人』
配給:ロングライド、マーチ
原題:Quand vient l’automne
日本語字幕:丸山垂穂
ⓒ 2024 – FOZ – FRANCE 2 CINEMA – PLAYTIME

ロングライド公式サイト
2024年|フランス|フランス語|103分|ビスタ|カラー|5.1ch

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