映画『この世界の片隅に』に新規映像を加えた、さらにいくつもの人生


©2019こうの史代・双葉社 / 「この世界の片隅に」製作委員会

 
第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向き、日々の暮らしを紡いでいく女性・すずの深い感情を、新たなエピソードを盛り込むことで描き出す新作劇場アニメーション映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が12月20日(金)より公開される。
2016年11月12日に公開され、深い感動の輪を広げていき、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、仏・アヌシー国際アニメーション映画祭優秀作品賞など、国内外で70以上の賞を受賞するなど大きな反響を呼び、多くのファンと上映劇場の熱意に支えられ、公開から1日も途絶えることなく1000日以上も日本全国どこかの劇場で上映が続けられている『この世界の片隅に』。
すず、リン、周作…。それぞれの内に秘められたこぼれ落ちるほどの “想い” を、片渕須直監督はどのように映像化するのか。新作『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は、『この世界の片隅に』を原型とした新たな物語だ。
この度、すずが遊郭で出会うもう一人の女性、九州出身の “テル” 役に、『言の葉の庭』や『はたらく細胞』などの話題作に出演し、数々のTVアニメ・劇場アニメに出演している人気声優・花澤香菜の出演が決定。花澤の喜びのコメントが到着。またテルの本編映像も到着した。
本編映像(Youtube)

 

<テル役・花澤香菜 コメント>

観て…というより、すずさんを通してあの体験をしてからずっと大切にしていた作品だったので、参加できるなんて信じられませんでした。
原作を読みながら、自分なりにテルちゃんの描かれていない部分も想像して収録に臨ませていただきました。さらに多くの方に観ていただけますように!

映画情報
映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』
2019年12月20日(金)テアトル新宿・ユーロスペース他全国公開
声の出演
のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大輔 潘めぐみ 岩井七世 牛山茂 新谷真弓/花澤香菜/ 澁谷天外(特別出演)
原作
こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社刊)
監督・脚本
片渕須直
公式サイト

©2019こうの史代・双葉社 / 「この世界の片隅に」製作委員会

※この記事はauテレビでも掲載されました。
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この記事を書いた人
栗林 勝/編集者/1970年東京都生まれ。
専修大学英文科を卒業後、20年ほどアダルト・サブカル系出版社で、雑誌・書籍・ウェブ編集を経験。広く、浅く、安く、をモットーにうす〜く生きている。
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