（C）『婚活沼子の憂鬱』テレビ東京
2025年11月15日（土）深夜1時25分にテレビ東京で放送された『婚活沼子の憂鬱』は、結婚したいけれどなかなかうまくいかない現代女性たちの赤裸々な本音と、婚活の厳しい現実を映し出し、視聴者に大きな反響を呼んだ。
本番組は、結婚したいけど「沼」にハマって抜け出せない女性たち、通称「沼子」に寄り添い、彼女たちのリアルな体験談や悩みを深掘りする、ちょっと大人な恋愛トークバラエティである。スタジオMCには、井桁弘恵、金子きょんちぃ、ダレノガレ明美という、それぞれ異なる恋愛観を持つ3人が集結し、時に共感し、時に驚きの声を上げながら、現代の婚活事情を紐解く。ナビゲートするのは「ヌマ子」こと川村エミコです。
MC陣が語るリアルな婚活事情
「婚活とは砂漠」「終わりが見えない修行」そんな街の声にスタジオには重たい空気が漂う。金子きょんちいは、自身も21歳で結婚を考えたものの、別れてからは「何もなくて30歳超えて」「老後一人、えぐくね？」という焦りを感じていると告白する。
井桁弘恵は「年齢28なのでホットな話題」「同級生とか集まっても毎回婚活、結婚の話になる」と、周囲の結婚ラッシュに言及し、彼女たちの言葉からは、結婚への憧れと、それに伴う疲弊や焦りがリアルに伝わる。
番組では、能動的に動けば動くほど傷つくという婚活のジレンマが語られた。井桁弘恵が「能動的になればなるほど傷つきもする」と問いかけると、ダレノガレ明美は「全然傷つかない」「この人と合わないからバイバイ」とあっけらかんと返し、井桁は驚きを隠せない。ダレノガレ明美は自身の恋愛観について「婚活パーティーに行ったら狙った男は絶対に逃したくない」「顔でしか決めない」と潔く語り、「私は怖い強い女性のイメージがあるのでそうじゃない一面を見せるとギャップになる」「勝手に男の子が落ちちゃう」と自信満々に言い放つ場面もあり、この発言には井桁弘恵も「ここ切り取られて欲しい」と盛り上がりを見せていた。
「ヤバい男」が続々登場！沼子たちが遭遇した衝撃エピソード
番組のハイライトの一つに、街の「沼子」さんたちから寄せられた「ヤバい男」エピソードをショートドラマ形式で紹介するコーナーがあり、
・「結婚したいなんて言ってない」: 半年間付き合って結婚の話を切り出したら、「結婚したいなんて言ってない」と逆ギレし、「私の半年返してよ！」と沼子に嘆かせた男性。
・「ペイペイで慰謝料要求」男: 別れ話の際に「僕のことを傷つけた損害賠償金としてペイペイください」と要求し、支払わない場合は警察に通報すると脅した男性。
・「隠し子」がいる男: 交際後に隠し子の存在が発覚。相手は「センシティブな内容だから伝えられなかった」と弁明したものの、沼子は混乱を隠せない。
これらの衝撃的なエピソードは現代の婚活に潜むリスクと男性たちの多様な（そして時に問題のある）実態に戦慄した。特に、金子きょんちぃは「遊んでいた男が連絡とれなくなって、確認したら子供がいて、いろんな女性と遊びながら母親オーディションしてたことが判明した」「勝手に落選してた」という実体験も披露。
「結婚したい女たち」の最終選択！同時交際アリ？ナシ？
番組終盤では、「婚活中の同時交際」が「アリ」か「ナシ」かという究極の選択がMC陣に突きつけられました。
・井桁弘恵: 「見極めのためならアリ」と回答し、また、「すぐに人を好きにならないから、自分の気持ちに気づくまでに時間がかかる」と、自身の恋愛スタイルから同時並行で相手を見極める必要性を語りました。
・金子きょんちぃ:アリ。「私は婚活中なのであなた以外にも見てる人はいます」を宣言するべきとし、「ひとりだけに向き合っていたら時間が無駄になるかも」と語った。
・ダレノガレ明美: 「なし」と回答。「3人で迷ってる時点でその人じゃない」と断言し、
MC陣それぞれの異なる価値観がぶつかり合う中で、現代の婚活が抱える複雑な側面が浮き彫りになっていく。
リセットか継続か？MC陣のリアルな結論と未来の婚活
最後に、結婚がうまくいかない場合に「リセットしてゼロから恋愛を始めるのは怖くないか？」という問いが投げかけられ、ダレノガレは「新しくハッピーな出会いが起きて、え、楽しいってなる」「あの人と別れたからだ」と、ポジティブな再出発の可能性を示唆した。
一方で、きょんちいは「ぶっちゃけクソだるい」「人見知りヤバいのと、人と仲良くなれるまでちょっと時間が必要なんで」と、ゼロからのスタートの難しさを吐露した。
『婚活沼子の憂鬱』は、結婚を巡る女性たちのリアルな葛藤と、現代の恋愛市場に潜む光と闇を赤裸々に描き出した。この番組は、単なる恋愛バラエティに留まらず、「婚活＝人生」という現代社会の縮図を映し出した。
現在TVerで見逃し配信中
≫TVer
