20年前の誘拐事件をきっかけに別々の人生を歩む双子を藤ヶ谷太輔が好演

 
東海テレビとWOWOW共同制作のドラマ「ミラー・ツインズ」の制作発表が行われた。幼い頃の誘拐事件で生き別れた双子が主人公。事件のことを抱えながら刑事になった弟、誘拐事件の被害者で苦難の人生の末、犯罪者となった兄。同じ遺伝子を持ちながら壮絶な人生を歩む2人を描くサスペンスドラマだ。
双子の2役を演じる藤ヶ谷太輔、双子の兄・佳吾の恋人を演じる倉科カナ、佳吾の上司を演じる石黒賢、20年前の誘拐事件を引きずる刑事を演じる高橋克典が、制作発表に登場した。
ドラマの印象を聞かれると、石黒が「若い2人の芝居もいいけど、おじさんたちの芝居も見てほしい」と笑いを誘った。高橋は「昔石黒賢の付き人をやってことがある」とカミングアウト。石黒は否定したが、高橋が「その後、上原謙さんの付き人になり、3日でクビになった」と続けた。

 
共演者の意外な部分を聞かれると、藤ヶ谷が「先輩方が恐い方かと思ったが優しくて意外だった」と答えた。そこで石黒が「ぼくは恐いと言われることが多い」と話すと、会場から「恐くない」「優しそう」と黄色い声が。すかさず「友だちじゃないんだから、そういう話し方やめなさいよ」と突っ込み、笑いを取った。
倉科も聞かれたが「藤ヶ谷さんはキラキラしてる印象だったけど、アイドルと思えないほどシブい。撮影の空き時間に好きな料理を聞いたら、お味噌汁って答えた」と、話がまとまらないところに、藤ヶ谷が「すごく色気がある男性ってことですね」とザックリまとめた。高橋はその藤ヶ谷を「誰よりも気さくでオープン」と人柄を絶賛した。
最後に藤ヶ谷が「重厚なサスペンスドラマです。物語が進むほど展開が気になる内容になっています。“オトナの土ドラ”なので皆さんとドキドキしたい」とドラマの見どころをアピールして会場を後にした。

藤ヶ谷太輔インタビュー(1人二役:葛城圭吾、葛城勇吾)

 
――大人を演じるうえで気を付けていることは?
藤ヶ谷「今まではどこにいてもジャニーズっぽくいたかった。アイドルではなく役柄として画の中にいることを意識して演じている」
――素の部分では佳吾と勇吾どちらよりですか?
藤ヶ谷「これだと決めたらすぐ行動するタイプの勇吾。自分も思ったことは言いたい、やりたいことはやりたい、そういう面ではそう思います」
――ドラマ放送中に新元号に変わるが思うところは?
藤ヶ谷「自分も新しい役柄に挑戦している。挑戦することの大事さを踏まえて臨みたい」
――試写を見ての感想は?
藤ヶ谷「本当に重厚なサスペンスでした。画もすこし暗くて映画寄り。第1話のクライマックスは改めてゾワゾワした」
――この先の展開をネタバレにならない程度に教えてください
藤ヶ谷「出演者全員に裏の顔と人間関係があり、回を追うごとに見えてきます」
――もしご自身に双子がいたら?
藤ヶ谷「もしタレントになるなら、芝居とバラエティで分けたい。ライブはやりたい方がやる。前後半で分けたり(笑)」
――タレント以外だったら?
藤ヶ谷「一卵性双生児を演じるにあたって、自分がタレントをやっていなかったら、ということは考えるようになった。僕自身は昔から幼稚園の先生になりたかったが、双子がいたらどういうタイプなのかなって考える」

ドラマ情報
タイトル
「東海テレビ×WOWOW共同制作ドラマ ミラー・ツインズ Season 1」
4月6日スタート オトナの土ドラ
出演
藤ヶ谷太輔、倉科カナ、渡辺大、武田梨奈、温水洋一、村上知子(森山中)、櫻井淳子、中村久美、佐戸井けん太、石黒賢、高橋克典
脚本
高橋悠也
監督
村上正典、池澤辰也、守下敏行、野田健太
制作
東海テレビ/WOWOW
公式サイト
※この記事はauテレビでも掲載されました。
http://sp.tvez.jp/(スマートフォン向けサイトです)
この記事を書いた人
栗林 勝/編集者/1970年東京都生まれ。
専修大学英文科を卒業後、20年ほどアダルト・サブカル系出版社で、雑誌・書籍・ウェブ編集を経験。広く、浅く、安く、をモットーにうす〜く生きている。
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