iPhoneのテザリング機能を使って、ノートパソコンをネットに接続して使っているので、格安SIMに変えるのは不安…。そういった声を聞くことがあります。
確かに、格安SIMはキャリア契約のように無条件でテザリングが使えるわけではないのですが、まったくできないというわけでもありませんので、今回はその辺を掘り下げてみたいと思います。
まず、SIMフリー版のiPhoneであれば、基本的に格安SIMでもテザリングは問題なく利用できます。基本的にとしているのはSIMフリー版のiPhoneとau回線またはソフトバンク回線の格安SIMの組み合わせの場合、テザリングが利用できないMVNOがあるからです。ここは注意すべきポイントで、必ず利用したい格安SIMの適合表でテザリングが可能かどうかを確認してから契約しましょう。
心配な方はドコモ回線の格安SIMを利用すれば問題ありません。
それでは、キャリアが販売しているiPhoneをSIMロック解除せず使う場合はどうなるのでしょうか？
まず、ドコモ版のiPhoneとドコモ回線の格安SIMの組み合わせの場合、テザリングは利用できます。ただし、iOS７以前の古いバージョンではできないので、ここは注意が必要です。
au版のiPhoneとau回線の格安SIMの組み合わせの場合は、UQ mobileなどテザリングができるSIMもありますが、大手のmineoはじめ多くのSIMではテザリングは利用できません。
同様にソフトバンク版のiPhoneと格安SIMの組み合わせの場合も、SIMロック解除なしでは基本的にテザリングは利用できません。
つまり、iPhoneで格安SIMを利用したい場合は…
- SIMフリー版iPhoneとドコモ回線の格安SIM
- ドコモ版iPhoneとドコモ回線の格安SIM
- au版iPhoneとUQ mobileのSIM
- 各キャリア版iPhoneをSIMロック解除して適合するSIMを選ぶ
などの組み合わせであれば間違いないということです。
なお、これまでの情報はすべての格安SIMの適合表を確認したわけではありません。必ず契約したい格安SIMの適合表に利用したいiPhoneの型番とiOSのバージョンを照らし合わせ、テザリングが可能かどうかの確認をお願いします。
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- この記事を書いた人
- 小日向 淳／フリーライター／1970年東京都生まれ。
商社の営業を退職後、専門誌でライターとしての仕事をスタート。現在はフリーライターとしてオールジャンルの記事を書籍、雑誌、Webで執筆。趣味はサッカー観戦と音楽鑑賞、車と自転車いじり。
