大九明子監督 x シソンヌのじろう脚本の異色タッグが実現

 
タブーのない婚活女性の本音を、実在のリアルなエピソードをもとにさらけ出し、人気漫画アプリ「Vコミ」で累計1000万PVを突破した、禁断のコミックがついに実写映画化!メガホンをとったのは松岡茉優主演『勝手にふるえてろ』が記憶に新しい大九明子監督。その他、主な作品には新垣結衣主演の『恋するマドリ』、染谷将太主演『ただいま、ジャクリーン』などがあります。脚本は、2014年に第7回キングオブコントにて優勝を飾り、本作が映画初挑戦となる、お笑いコンビ・シソンヌのじろうが担当。最近では話題となった『今日から俺は!!』での坂本先生役など、活躍の場は多方面にわたっています。今回は大九監督との異色のタッグが実現となりました。

「おっさんずラブ」で話題になった田中圭ほか、実力派のキャスト陣による演技にも注目!

主演は、黒川芽以が務めていますが、大九監督とは『ああ、ラブホテル』以来のタッグとなります。脇を固めるのは、社会減少となった『おっさんずラブ』が記憶に新しい田中圭。そして中村倫也、臼田あさ美といった実力派の俳優たちが、読者を“共感”と“感動”に巻き込んでいくでしょう。
彼らがつくる世界観は、独身アラサー女性はもちろんのこと、既婚女性や男性など、幅広い層でも楽しめる。原作ファンはもちろんのこと、劇場で初めて見る方も、終始笑い、元気をもらえる作品に仕上がっています。
黒川芽以演じるタカコは、仕事にも容姿にも恵まれている32歳、WEBデザイナーのタカコ。道行く誰もが振り返る、申し分ない美女。しかし、長く付き合ってから相手が既婚者だと発覚するといった不毛な恋愛が3度も続き、疲れ果てたタカコの口からは「死にたい…」とこぼれ出ます。その夜に、タカコは結婚を決意します。
マッチングアプリなど様々な方法で婚活を進めていきますが、待っているのは個性あふれる、とてもではないが理想とはいいがたい男性ばかり。そこで出会った婚活に本気モードで、非モテ系の園木(中村倫也)とデートを重ねながらも、シングルズバーで出会ったバツイチ・イケメン歯科医の谷田部 (田中圭)に心惹かれていきます。タカコとの濃密なラブシーンはすでに大きな話題を呼んでいます。
そんなタカコの言動に苛立った親友のケイコ(臼田あさ美)。いつも楽しく酒を飲み交わす居酒屋にて、本音を激しくぶつけあう大喧嘩に。2人の白熱の演技も、この映画の見どころです。
婚活に励むタカコを取り巻く男性陣には、村杉蝉之介、レイザーラモンRG、市川しんぺー、矢部太郎(カラテカ)など、個性的な面々が顔を揃えています。

エンドロールの黒川の歌唱力にも注目

婚活を通して自らの人生と向き合い、もがき苦しみながらも、30代の女性が自分の足で歩き出すまでを爽快に描く様は、見た後にちょっと視線の先が上を向く、どこか満たされない大人のためのビタミン・ムービーです。
現在も原作は連載中のため、映画はオリジナルのラストシーンで幕を閉じていますが、そこでタカコが口ずさむ歌は、大九監督が書いた歌詞に『勝手にふるえてろ』でも音楽を担当した、髙野正樹がメロディーをつけたオリジナル曲「手のうた」。黒川の歌唱力が堪能できる、スタジオレコーディングバージョンが使用されています。エンドロールまでもが、この作品の見どころとなっています。
「死にたい…」と、ふと呟きたくなることがある女性も多いのではないでしょうか?それは、少しだけ愛が足りていないと感じたときに出る言葉なのかも。仕事に、恋愛に、なんだか少し疲れたときに、ふっと浮かび上がる“結婚”の二文字…。結婚が正解!!なんて風潮がある現代において、無数にあるはずの選択肢は、知らず知らずのうちになくなっているのかもしれません。こんな不器用なはずではなかったのになぜだろうー。傷つけ合いながら、もがき苦み、回り道をしながらもまた自分の足で歩き出していく。そんなタカコの姿を見てきっとあなたもポジティブに歩いていけるはずでしょう。ありのままの自分を愛していたいものです。誰もが大きく手を振って、また歩き出せますようにーー。

映画情報
映画『美人が婚活してみたら』
3月23日(土)より全国公開
新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか
・監督:大九明子(おおく あきこ)
・原作:とあるアラ子「美人が婚活してみたら」
(連載:まんがアプリVコミ、刊行:小学館クリエイティブ)
・脚本:じろう(シソンヌ)
・出演:黒川芽以 臼田あさ美 中村倫也 / 田中圭
□□□□村杉蝉之介 レイザーラモンRG 市川しんぺー 矢部太郎(カラテカ) 平田敦子 / 成河
・製作:吉本興業 
・制作:よしもとクリエイティブ・エージェンシー、テレビ朝日 
・制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
・配給:KATSU-do 宣伝:ブロードメディア・スタジオ
映画『美人が婚活してみたら』公式サイト

©2018吉本興業
 

※この記事はauテレビでも掲載されました。
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この記事を書いた人
おちえ(Chie Akiyama)/クリエイター/1985年埼玉県生まれ。
アウトドア、アパレル、飲食業界などを経験。のちにデザインのお仕事をしながらものづくりの道にすすみ現在にいたる。絵を描き、踊り、お酒を飲み、ウィンタースポーツを愛する。好奇心が止まらない、見た目は大人、頭脳が子供のアラサー女子。ここから見える視点を、誰かに届けられたら嬉しいー。

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