主君の機嫌を損ね左遷された侍の仕事、“猫ののみ取り”とは!?


©2018「のみとり侍」製作委員会

 
歴史小説の第一人者である小松重男の短編を、「後妻業の女」の鶴橋康夫監督が約40年間にわたる念願を叶えて映画化。 “猫ののみ取り”とは表向きの呼び名で、実際は女性を満足させる“添寝業”のこと。
阿部が演じる侍は、寺島しのぶ演じるおみねに“下手くそ”と言われ、豊川悦司演じる清兵衛にテクニックを指南されるが、その実技をのぞき見して実況するシーンは笑いが抑えられないほどのおかしさだ。
風間杜夫、大竹しのぶほか、芸達者な豪華共演陣のテンポの良い掛け合いと、鶴橋監督の軽快な演出が秀逸だ。

映画情報
タイトル
映画『のみとり侍』
長岡藩で出世街道を走っていた寛之進は、ある時藩主・牧野備前守忠精に大恥をかかせ、江戸の貧乏長屋に左遷されることに。“猫ののみ取り”という商いをすることになった彼だったが、この仕事の実態は、寂しい女性を満足させる添寝業だった。亡き妻に似た最初の客おみねを相手にする彼だが、もともとが生真面目な彼は“下手くそ”と言われてしまう。落ち込む彼は、偶然から知り合った伊達男の清兵衛に添寝の指南を受けるのだが?
放送日
2019年3月30日(土) 22:00-00:00
[WOWOWシネマ][SS][字] 出演者
阿部寛/寺島しのぶ/豊川悦司/斎藤工/風間杜夫/大竹しのぶ/前田敦子/松重豊/桂文枝
スタッフ
監督:鶴橋康夫
脚本:鶴橋康夫
撮影:江崎朋生
音楽:羽岡佳
番組公式サイト

©2018「のみとり侍」製作委員会

※この記事はauテレビでも掲載されました。
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この記事を書いた人
栗林 勝/編集者/1970年東京都生まれ。
専修大学英文科を卒業後、20年ほどアダルト・サブカル系出版社で、雑誌・書籍・ウェブ編集を経験。広く、浅く、安く、をモットーにうす〜く生きている。
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