捜査方法で対立していく検事の対立を描く

 
雫井脩介のベストセラー小説を、「関ヶ原」の原田眞人監督が映画化。木村拓哉と二宮和也が映画で初共演し、話題を集めた。片やエリート検事役、片や彼に教えられ、憧れの存在として見ている若き検事という役だが、2人が対立していくさまを圧巻の演技対決で魅せる。
木村が演じる最上毅が容疑者を執拗に追い詰める姿はすごみ満点で、さすがの貫禄。また、二宮が演じる沖野啓一郎が、松重豊が扮するブローカー、怪演を見せた酒向芳が演じる容疑者と対峙していく場面を、まるで舞台を見ているかのような緊張感ある演出で展開させた原田監督の手腕も光っている。

<ストーリー>

都内で殺人事件が発生し、東京地検刑事部のエリート検事・最上と、刑事部に配属されたばかりの駆け出し検事・沖野が担当することに。最上は複数いる容疑者の中から、過去に時効となってしまった未解決事件の重要参考人だった松倉という男性に狙いを定める。沖野は最上に聴取を命じられ、事務官の沙穂とともに松倉と相対する。だが松倉は犯行を否認し、まったく手ごたえが感じられない。やがて、沖野は最上の捜査方針に疑問を抱く。

番組情報
映画「検察側の罪人」
6月22日(土)20:00~22:15
WOWOWシネマ[SS][字] 出演
木村拓哉 二宮和也 吉高由里子 松重豊 平岳大 八嶋智人 大倉孝二 山﨑努 酒向芳
監督
原田眞人
脚本
原田眞人
撮影
柴主高秀
音楽
富貴晴美、土屋玲子
番組サイト

©2018 TOHO/JStorm

※この記事はauテレビでも掲載されました。
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この記事を書いた人
栗林 勝/編集者/1970年東京都生まれ。
専修大学英文科を卒業後、20年ほどアダルト・サブカル系出版社で、雑誌・書籍・ウェブ編集を経験。広く、浅く、安く、をモットーにうす〜く生きている。
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