70年代の青春映画のようなヒリヒリした刺激的なストーリー


©2018『純平、考え直せ』フィルムパートナーズ

 
直木賞作家・奥田英朗の人気小説を「夜明けまで離さない」の森岡利行監督が映画化。野村演じるチンピラの純平が鉄砲玉をすることに心躍らせるが、柳演じるOL加奈との出会いから悩み葛藤していく姿は、どこか神代辰巳監督の「青春の蹉跌」などに代表される1970年代の青春映画のヒリヒリとした感覚を彷彿とさせる。
リーゼント姿で今までのイメージと違うワイルドさが魅力の野村。ラブシーンに果敢に挑み、体を張ってみせた柳の熱演が目を引く。
また、岡山天音、下條アトムら、存在感を示す個性派俳優陣の好演も光っている。

<ストーリー>

いつか一人前の男になるためと、暴力団で雑用に追われる21歳のチンピラ、純平。彼は親分から敵対する組の幹部の命を取ってくるように命令される。そんな“鉄砲玉”になるまでに3日間の猶予を与えられた純平は、不動産業で働く加奈と出会う。2人は新宿を見下ろす高級ホテルのスイートルームに泊まり、大好物の焼き肉をたらふく食べ、思い切り笑い、孤独と不安を慰め合う内に互いに惹かれ合う。そして、ついに決行の日が迫る。

番組情報
映画「純平、考え直せ」
8月3日(土)22:00~23:45
WOWOWシネマ[SS][字] 出演
野村周平 柳ゆり菜 毎熊克哉 岡山天音 佐野岳 下條アトム
監督
森岡利行
脚本
角田ルミ、木村暉、吉川菜美
音楽
原田智英
番組情報サイト

©2018『純平、考え直せ』フィルムパートナーズ

※この記事はauテレビでも掲載されました。
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この記事を書いた人
栗林 勝/編集者/1970年東京都生まれ。
専修大学英文科を卒業後、20年ほどアダルト・サブカル系出版社で、雑誌・書籍・ウェブ編集を経験。広く、浅く、安く、をモットーにうす〜く生きている。
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