1月5日(日)よりV☆パラダイスで放送が開始する『おふろやさん日和2』。キュートな若手女優6名が、銭湯とその街をめぐる、大人気の艷やか情報ドラマだ。同番組の銭湯コーディネートを務め、銭湯ライターとしても活躍する、銭湯OLのやすこさんに銭湯の魅力からドラマの見どころまでたっぷりと語ってもらった。
 
──「銭湯OL」という面白いネーミングですけど、銭湯にはまったきっかけは?
元々、温泉、銭湯やスーパー銭湯など祖父母と一緒に行っていて大好きだったのですけど、どハマリしたのが、東京に上京してきて、仕事が忙しい時期に(銭湯へ)行ってみたらすごい身体が楽になるし、地域の人の雰囲気に癒されて、そこから仕事帰りに行くようになりました。

 
──都内の銭湯はどのくらい回っていますか?
私が行ったのは400ちょっとくらいです。もう少しで全部行けると思います。近所のところが居心地良くてよく行ってしまうのですけど、他の銭湯に行くと新しい発見があるので、全部知りたいなと思っています。
──行けてない銭湯があるのは何か理由があるんですか?
私、この銭湯に行こうと決めて行かずに、何か用事があった際にその近辺を前情報ナシで回わっています。ドラマと一緒ですね。(笑)なんとなく行ったところにある銭湯に行きたいのです。偶然を大切にしています。偶然を大切にしていたので、遠くの銭湯にまだ行けていない感じです。(笑)

 
──普段どんな活動やイベントに参加されているのですか?
銭湯OLという名前を付けたのは十年前くらい前だったのですけど、銭湯好きな女性があまりいなく、銭湯好きは男性の方が多かったのです。(例えば、町田忍氏という庶民文化研究家の先生など)まさに銭湯好きの先駆けの方は、たくさん銭湯の研究をされていて私も学ぶところが多かったんですが、私はあくまで「会社の帰り楽しむ」という世界観で良さ伝えていきたいと思ったのと、先に勉強してきた方たちから色々と教わりたいなという思いで、あえて立ち位置が分かるようにこの名前にしました。「会社帰りでも銭湯って気軽に行けるんだ」っていうのが伝わればいいなと思っています。
最近では銭湯ネイルというのをよくやっています。銭湯の色やモチーフとかをネイルにしていて、たとえば富士山の絵やタイルの柄とか、そういうところから入ってもらえると、こういうデザイン性がどんなお風呂屋さんにもあるのだと言う事に気付いて貰えて、小さいお子さんから会社員の女性まで幅広い人への楽しみ方を知って貰えるかなと。
──ひと昔は女性が行きづらかった事があったと思いますが今の銭湯はどうですか?
そもそも銭湯は元々、性別関係なく楽しめてリラックスできる場です。単純にその魅力を知らない人が、多くなってしまっただけなのです。最近は色々なメディアなどで特集していただいているので、今は銭湯の中が見えるようになってだいぶ女性も行きやすくなったと思います。
銭湯がリニューアルされて女性が入りやすい様に作られているところもあります。それだけはありません。レトロな外観の銭湯も外観のハードルが高かったとしても、中はオープンで味わい深い景観がメディアでは視覚的にわかるのでイッキに入りやすくなったと思います。あとは銭湯の店主さんもがんばってお店に工夫を施したり、年配の方でも慣れないSNS発信をしてみたり。そして日々カランを磨いたり、タイルを磨いたりと、そんな日々の努力が実を結んでいるのだと思います。
──今後女性向けの銭湯も増えそうですね。
そうですね、今回だと改良湯さん(シーズン2の第1話に登場)は女性の経営者さんが女性目線でリニューアルをされています。内装や備品はもちろん、少しだけ薄暗いムーディな浴室は、人目が気になる銭湯ビギナーの女性からも人気です。

『おふろやさん日和2』第1話より 改良湯 ©「おふろやさん日和」プロジェクト

 
──銭湯といえばペンキ絵が魅力の一つだと思いますが、やはり富士山の絵が多いんですか?
富士山は多いですね。でも今回のドラマでは、お風呂に入っている時の「背景の画」が、全話違う絵に見えるようにしようと思っていて、もちろん富士山のペンキ絵のところもあるのですけど、同じペンキ絵師さんでも全然違うイラストタッチの絵を描いているところもあり、こんなに幅があるのだなって言うのがわかるように背景にも拘わっています。

『おふろやさん日和2』第8話より ゆートピア21 ©「おふろやさん日和」プロジェクト

 
──シーズン1の1話では姫路城のペンキ絵があったと思いますが、富士山以外にどんなペンキ絵がありますか?
地方にいくと、その地域のタイル絵があって、金閣寺の絵があるところもあれば、地元の北海道だと摩周湖の絵があったりだとか、意外とその地域に合っているものが背景にあったりしますし、東京ですと銀座の景色のタイル絵があったりします。
──ドラマ「おふろやさん2」の出演やコーディネートのお話しがあった際どう感じましたか?
嬉しかったです!監督にもロケ地イメージはあった筈ですが、「選ぶ内容に関して特に指定やルールはないので、どういうところが良いでしょう?」と話しをいただいて、私にゼロから考えさせてくださったのですごく楽しかったです。
──毎話番組の最後に出演されているが、出演には抵抗はなかったですか?
慣れてないので、どうしようかなと思いましたが自分の言葉で銭湯のいいところを紹介できるのはすごい楽しみだなと思いました。大事な意味合いのある言葉とか、由来とかは間違えないように言わないと!と思ってすごくドキドキしました。

『おふろやさん日和2』第2話より タカラ湯 ©「おふろやさん日和」プロジェクト

 
──ドラマの最後の小話もご自身で選定されているのですか?
小話を作る時は銭湯と女優さんが決まっている時なので、その場所でどういう紹介をしたら良いかなとか、基本的にはその銭湯にある中で紹介したいなと思っています。私も勉強をする事で銭湯をより楽しめたので、その魅力が伝えられたら嬉しいですね。
──シーズン2でやすこさんの新たな役割は?
何か新しい事しなきゃと思って、シーズン1の時は銭湯の内観や銭湯自体の事小話だったのですけど、シーズン2は銭湯の小物だったり、日常的に使う物だったりの話しにしました。もちろんその銭湯にいかないとない物や、他の銭湯にもあるものなど幅広く紹介しました。
あと、おぼろタオルさんというタオルメーカーさんに協賛していただいて、女優さんが使っているタオルはフカフカのタオルになっています。
私の銭湯繋がりで知り合ったタオルメーカーさんで、少しでも細かいところにこだわれたらいいなと思ってご相談させてもらいました。
※放送後におぼろタオルのプレゼントも実施されるとの事。詳しくはコチラ。
女優さんがタオルで拭くシーンを入れて下さっているのをみると、そういう仕草は色っぽくていいなと思って、タオルはあくまで脇役なのですけど、おぼろタオルさんにお願いして良かったなと思いました。
──やすこさんからみたシーズン2のみどころを教えてください。
やっぱり、お風呂に入っているシーンですかね。みんな素の顔が出るので、それが普通にお家のお風呂に入っているわけじゃなくて、そこにしかない景色をみて「あぁ」ってなっているのを見ると、女優さんの、ほんとの、ほんとの素の顔を見ている気がして、いつもそのシーンは楽しみに覗いていました。
そのシーンみると「あぁ、お風呂入りたいな」って思います。

『おふろやさん日和2』第7話より のぼり湯 ©「おふろやさん日和」プロジェクト

 
──最後にやすこさんにとって銭湯とは?
もう一つのお家ですかね、行くとホッとするし、行けない日があると、体も心もとても寂しい気持ちになるので、ないと死んでしまう訳ではないのですけど、活力ですね。
ありがとうございました!

 

ドラマ情報
「おふろやさん日和2」
【HD版】V☆パラダイス
2020年1月5日より 毎週日曜 20:30 ほか
※スカパー!プレミアムサービス(ch635)、 ひかりTV(ch292)、J:COM ほかCATV、Aamazon Prime Video チャンネル(V☆パラTV プラス のライブ配信)などでご覧いただけます。

 
出演
日比美思、岸明日香、忍野さら、藤木由貴、紺野栞、和地つかさ(登場順)/銭湯OLやすこ
銭湯コーディネーター
銭湯OLやすこ
監督
田尻裕司
協賛
おぼろタオル株式會社
製作
㈱ヒューマックスコミュニケーションズ
制作
冒険王㈱
「おふろやさん日和2」(番組公式ページ)

※この記事はauテレビでも掲載されました。
http://sp.tvez.jp/(スマートフォン向けサイトです)
この記事を書いた人
ウィルメディア編集部
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