プロバスケットボールリーグ B.LEAGUEに所属するアースフレンズ東京Z。東京Zではルーキーシーズンながら、スターティングメンバーに抜擢された久岡幸太郎選手(180cm/ポイントガード)のインタビューの模様を前編に続きお届けする。(2019年7月に公開された記事を再編集したものです) 
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いざ、プロのコートへ。

「悔しい思いがずっとあって、東京Zにも大学バスケを引退した2日後に来たんですよ。いつ来れるか聞かれた時にすぐ行きますって」。実は就職活動はまったくしていなかった久岡。「Bリーグに絶対行きたくて。就活用のスーツは買ったけど袖を通してないし開けてもいないです(笑)。人生経験として1回くらい就活してみようかな、とも思ったけど、その時間すらもったいないなって」。久岡が4年次のときは念願だった1部でプレーができるという大切な時期。「僕らは全部が勝負。この時期に就活は入れられないなって。中途半端にはやりたくなくて、バスケット一筋にしました」。そんなときに東京Zから声が掛かった。B1に挑戦したいという気持ちもあったが、「自分が将来目標としている場所に行くにはスキルを上げることが大事かなと思った時に、このチームにはいいコーチがいて環境も整っています。今の自分には適していると思いました」。
プロとして臨んだ最初の試合、すでに相手に大量リードを許しており、ほぼ勝負が決まってしまっていた状況での残り僅かの時間だった。「緊張はしていなくて、始めてコート入った時はファンの方が名前を呼んでくれたりして嬉しかったです。ここから始まるんだっていう気分になりました」。シーズン終盤からはスターターとしても起用されている久岡。「スタートで出たら自分のアグレッシブさでチームを勢いづけなきゃ行けないし、控えから出たら流れを変えなきゃいけない。結局自分に求められてるものと、アグレッシブなディフェンスや、ドライブしてパス、シュートも打って、チームに勢いづけるようなプレーを求められてると思うので、どの場面で出てもできるように準備はしていこうと思います。だんだんステップアップできて、次はゲームメイクを求められたりしていくと思うので、今求められてることを完璧にこなしてどんどんステップアップしていきたいですね」。
そしてポイントガードとしてだけでなく、「ディフェンスも自分の長所」と語る。「ポイントガードとしての技術や考え方はまだ学んでいかなきゃいけないけれど、ディフェンスは今までやってきたものが通用していると思うし、これからも伸ばしていきたいです」。中学からディフェンス主体のチーム、高校、大学も全体的に小さいチームだったのでディフェンスで足りない身長を足で補っていた。「バスケをする中でディフェンスは絶対的に必要でした。小さいチームでやってきたからこそそういう技術を手に入れることができたことは、ありがたかったですね」。

ライバルとともに。

そんな久岡のゴールは、日本のトップレベルの選手になること。
僕と今まで一緒にバスケやってきた、中学での長谷川暢(秋田ノーザンハピネッツ)、高校での熊谷航(シーホース三河)、大学での中村功平(滋賀レイクスターズ)は同じポジションで、ガードとして一緒にやってきました。その3人はB1のチームに行ってプレータイムももらっていますが、自分は下のカテゴリーでバスケットをやっています。でも現状を僕はポジティブに捉えていて、今は自分のゴールのためのステップだと。自分の上にライバル達3人がいて、僕はあいつらには絶対負けたくない。そのために今できることは?って自分にベクトルを当てると、すぐに燃えてきます。3人とも仲は良いけど、この3人には負けてられねーぞって気持ちになります。中学、高校、大学で一緒にやってきた人達がBリーグで一緒にプレーする、そういう選手がいるからこそ常に自分のモチベーションになるのでポジティブに捉えています。あいつらには負けたくない。いつか一緒のコートでプレーしたいと思っていますね」。
常に心の中にいるライバルの存在が、久岡を強くしている。そして久岡にはもう1つ目標がある。「自分も小さい頃に憧れた職業がプロバスケットボール選手だから、小さい子の目標になりたいですね」。ずっと憧れていたプロバスケットボール選手、そのスタートに立ったばかりの久岡。小さい子の憧れの選手になるために、そして日本のトッププレーヤーになるために、ライバルたちの背中を追い続け、熱い闘志を燃やし続ける。

久岡選手の専用ファンページが開設しました!

 
▼選手コメント
このサイトを開設した理由は、チーム関係者やスポンサー様、ファンの皆様など、僕を支えてくれているすべての人達と、より多くのコミュニケーションが取れる場を設けたいという思いからです。
このサイトでは、今まで話してこなかった自分自身の経験や、バスケットを通じて学んだ考え方、試合や練習で感じた事、勉強している英語の事、日常の様子など、支えてくださっているすべての方々に、沢山の情報をシェアし、自分のことをよりよく知ってもらうこと。
そして、プロバスケットボール選手を目指す子ども達の何かの助けになれればと思っています。
皆様とたくさんコミュニケーションを取ってお互いに高め合っていける。そんなオフィシャルファンサイトにしていきたいです。
久岡 宏太郎 オフィシャルサイト

 
200日を超える密着をしていただき、東京Zコート・フロントの葛藤、奮闘の様子を、裏の裏まで撮影いただきました。
■久岡選手ショートドキュメンタリー(Youtube)
アースフレンズ東京Z ショートドキュメンタリー THE REAL「ルーキーからの脱却」PG#9 久岡幸太郎

■アースフレンズ東京Z チーム初のドキュメンタリー番組(Youtube)
ドキュメンタリーThe REAL 不屈のベンチャー魂で大資本クラブに挑む 〜世界を目指す #アースフレンズ東京Z に密着〜
アースフレンズ東京Z(公式サイト)

※この記事はauテレビでも掲載されました。
http://sp.tvez.jp/(スマートフォン向けサイトです)

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