「武田鉄矢の昭和は輝いていた」【女性歌手列伝~命懸けの歌人生~】
二葉あき子 渡辺はま子 菊池章子3時間スペシャル
左から:武田鉄矢、五大路子、石原絢子、林家たけ平、福田典子(テレビ東京アナウンサー)©BSテレ東
BSテレ東では、5月28日(金)よる7時から「武田鉄矢の昭和は輝いていた 女性歌手列伝~命懸けの歌人生~ 3時間スペシャル」を放送します!今回は、戦前・戦後の歌謡界を牽引した3人の歌姫に注目。その歌姫とは、二葉あき子、渡辺はま子、菊池章子。戦争によって人生に大きな変化が訪れた3人の歌手人生に迫る。
原爆や戦争犠牲者の鎮魂を祈り、歌い続けた「二葉あき子」。昭和20年8月6日、広島に原子爆弾が投下されたその瞬間、街を襲った原爆の閃光の中、奇跡的にも生き延びたあき子。生死を分けた、ほんのわずかな偶然とは――。代表曲「夜のプラットホーム」「フランチェスカの鐘」「水色のワルツ」に込められた想いを本人のインタビュー映像と貴重な歌唱映像で紐解いていく。
そして、「歌」で命を救ったチャイナメロディーの女王「渡辺はま子」。戦時中に従軍歌手として戦地へ赴き、多くの兵士の前で歌った。そんなはま子が囚われの元日本兵を救った「モンテンルパの奇跡」とは――?代表曲「あゝモンテンルパの夜は更けて」「愛国の花」「蘇州夜曲」にスポットを当てながら、「渡辺はま子」をテーマにした舞台で、はま子役を演じた女優の伍代路子をゲストに迎え、はま子を突き動かした心情について語ってもらう。また、元日本兵の貴重な詩集を公開。詩に込められた想いとは?
そして、代表曲「星の流れに」「岸壁の母」「湖畔の乙女」「春の舞妓」などで女性たちの深い哀しみや、やり場の無い怒りを代弁した「菊池章子」。悲劇の裏にあった、女性の嘆き、恨み、絶望。戦争の傷跡を歌い続けた、菊池章子が生涯紡いだメッセージとは?
異なる戦争体験を持った3人の激動の人生を、名曲とともに振り返る3時間スペシャル!どうぞお楽しみに
- 出演者 収録を終えてのコメント
■五大路子(女優)
昭和歌謡の魅力がたっぷり詰まった収録で、時間があっという間に過ぎてしまいました。激動の戦前・戦後を駆け抜けた3名の女性歌手、その壮絶な人生から沢山のことを学びました。まさに「昭和は輝いていた」今もなお記憶が鮮明に蘇ります。後世にも語り継ぎたい大切な歌が出てきます。是非、本編をお楽しみ頂ければ幸いです。
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■石原詢子(歌手)
曲が生まれるには、その背景に様々なエピソードがあるということを今日改めて実感いたしました。また、武田さんが御三方に対しておっしゃった“命がけで歌う”という言葉に感銘を受けました。私も御三方に近づけるよう、素晴らしい名曲を歌い継ぎながら、さらに日々精進したいと思います。
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■林家たけ平(落語家)
昭和歌謡が大好きな方、それから、歴史に興味のある方は、必見の内容です!! 人々の命を歌で繋いだ、女性歌手三人の魂の叫びは、聴く人達の心に染み入ります。本物の歌謡曲を、とくと、ご堪能ください!
「女性歌手列伝」とかけて「深い穴」ととく、その心は「はまったら、抜け出せません~!」お楽しみに~!
お後がよろしいようで…。
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- 統括プロデューサー・橋本かおり(BSテレ東 制作局)コメント
ゲストの五大さんがおっしゃっていますが、まさにこの3人の歌には“心”がこもっています。
3人の歌人生を紐解いていくにつれ、彼女たちが全身全霊で、歌っていたことに感動します。
原爆投下時トンネルの中にいて助かった、その後の自分の使命が歌を歌うこと・・・と活動した二葉あき子さん、見事に庶民の心をつかんでいます。そして渡辺はま子さんがフィリピンに囚われている元日本兵たちを慰問し、釈放までこぎつけた歌となった「モンテンルパの歌」はあらためて心を打ちます。さらに、「星の流れに」や「岸壁の母」で戦後の女たちを表現した菊池章子さんの歌には現在にも通じる心があります。この3人の命がけの歌人生をたっぷり3時間味わってください。
- 番組概要
タイトル
「武田鉄矢の昭和は輝いていた 女性歌手列伝~命懸けの歌人生~ 3時間スペシャル」放送日時
2021年5月28日(金)19:00~21:49放送局
BSテレ東(BS⑦ch)/BSテレ東4K(4K⑦ch)出演者
【司会】
武田鉄矢/福田典子(テレビ東京アナウンサー)【ゲスト】
五大路子/石原詢子/林家たけ平