そもそも「SSL」って何?
SSLとは、Secure Sockets Layerの略でインターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組み(プロトコル)です。個人情報やクレジットカード情報などの重要なデータを暗号化して、サーバ~PC間での通信を安全に行なうことができます。
お申し込みフォームやインターネットショッピング時の個人情報入力によく使用されています。
SSLを実装していれば、通信を暗号化することで悪意のあるハッカーなどの第三者による盗聴・改ざんを防ぎます。
常時SSL化とは?
「常時SSL化」は、この「SSL」をWebサイト全体に実装し、HTTPS化する(暗号化する)ことです。
実はGoogleが2014年8月より、「SSL化されたWebサイトをSEOの評価として優遇する。」と発表しておりました。
- Google Chromeリリース遍歴
- 2014年8月 SSL化されたWebサイトをSEOの評価として優遇することを公式発表。
2015年12月 HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになる。
2016年9月 ブラウザ「Chrome」でHTTP接続を「安全でない」として警告表示。
以来、多くの大手サイトが「常時SSL化」に順次対応しています。
(FacebookやTwitter、YouTube、Netflix等)。
なぜ常時SSL化が必要なの?
最近になって、「常時SSL化」が騒がれるようになったのはなぜでしょうか?
Googleは10月よりWEBブラウザ「Google Chrome」のアップデートを行い「Google Chrome 59」をリリースすると発表しました。
その際、安全(HTTPS)ではないHTTP接続によってWEBを閲覧するような場合には、Google Chromeのアドレスバーの隣に「保護されていません」と表示されるようになります。
10月以降も警告が表示されてもユーザーの操作には影響しないものと思われます。
しかし、「保護されていません」という文言が表示されたサイトはユーザーにとって不安です。
一刻も早く、この不安要素を取り除かなければ!ということで、一斉にサイト全体にSSLを実装する「常時SSL化」の波が押し寄せた訳です。
わたしたちも「常時SSL化」に対応します。
自分でも「SSL/TLS証明書」を準備、申請することで「常時SSL化」に対応できますが、
手続きが面倒だったり、「http」でリンクされている箇所を「https」に書き換えたり、リダイレクト設定をかけたり、、、と手間がかかることもあり代行をお願いする企業が多いです。
わたしたちも最近はお客様からのお問合せも多いので順次対応しています。
ご要望があれば対応いたしますので、ぜひご依頼ください。
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- この記事を書いた人
- 栗田浩次/ディレクター/1981年静岡県生まれ。
静岡文化芸術大学卒業後に上京。WEBデザイナーとしての仕事をスタートし、現在では、企画からデザイン、ディレクション、マーケティング、システム設計に至るまで幅広い領域に対応しています。趣味はギター演奏。