前回、「海外では現地のSIMが絶対お得!」では、海外旅行の際は現地SIMの契約がお得ということを紹介しました。
今回は、UAE(アラブ首長国連邦)のドバイで現地SIMを購入したレポートをしたいと思います。
ドバイ国際空港は超巨大で有名なのですが、よく紹介されるのはエミレーツ航空が発着するターミナル3。今回はキャセイパシフィックを利用したので、ターミナル1に到着です。
入国審査が無事終了
入国審査を終えて到着ゲートを潜ると、事前に調べていたとおり、すぐに現地キャリアのカウンターが見つかりました。UAEでは、etisalatとduというキャリアがあります。今回は評判のいいetisalatで購入しようと決めていたので、etisalatのカウンターへ向かいます。
カウンターに女性の方がいたので、横から。イスラムの女性は写真を撮られることを嫌がるということなので、気を使います。実際は、現地の人たちもスマホでバンバン写真を撮っていますので、そこまで気を使う必要はないのかもしれませんが、郷に入っては郷に従えということで。
- ちなみに
- 右にあるのはSIMカードの自販機です。実は、話の種にとちょっと挑戦してみたのですが、難度が高く途中で断念しました(笑)。
いよいよ購入です。
カウンターでヒマそうにしているお兄さんに、「Excuse me. Visiter Line Pack SURF,Please.」と話しかけます。これは、事前にetisalatのサイトで調べておいた、旅行客向けのプリペイドSIMのプランです。
https://www.etisalat.ae/en/consumer/mobile/mobile-plans/prepaid-plans/visitor_line.jsp
念のため、「14Days? 1GB? 100AED?」と単語を並べたててプランの内容を確認。AEDというのはUAEの通貨単位で”ディルハム”です。すべて確認できたので購入しますが、とにかく無愛想(笑)。質問の返答はPCの画面を見たまま、一度もこちらを見ることなく、パスポートを要求されます。こういった対応は海外ではよくあるのでもう慣れましたが、最初は機嫌が悪いのかとドキドキしたものです。
SIMの設定は自分で!?
100AEDをクレジットカードで支払い、プリペイドSIMをゲットしました。
ところが…スマホもカウンターに置いて手続きしていたのですが、セッティングをしてくれる気配は皆無…。
仕方なく「Setting,Please」とお願いすると、面倒くさそうに「SIMを入れるだけでOKだ!」といったようなことを英語で言われました(超意訳、細部は聞き取れず…)。心のなかで「嘘つけ、面倒なだけだろ」と悪態をつきながら、「OK! Thank You」とお礼を言って、すぐ近くのベンチに向かいます。
実際にSIMをセットしてみると・・・
SIMをセットして繋がらなかったら文句を言えばいいので、開封してセットしてみると……あれ? 本当に繋がった(笑)。お兄さん、疑ってごめんなさい。
- SIMは3サイズに対応
SIMは3サイズ対応のものなので、指定する必要はなし。
SIMトレーを抜くピンは貸してもらえました。
というわけで、無事ネット環境確保。ドバイとアブダビで利用しましたが、通信は安定していて速度も速く、本当にストレスフリー。日本の方が遅いかもしれません。
価格の違いは・・・
日本でWi-Fiルーターをレンタルすると、UAEは1日250MBで1500円前後。7日間借りると1万円ちょっとかかります。ところが、このSIMは14日間1GBで約3000円ですので費用を3分の1以下に抑えられます。
もし、UAEに行くことになったら、使ってみてくださいね。それでは!
写真提供:本人撮影
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- この記事を書いた人
- 小日向 淳/フリーライター/1970年東京都生まれ。
商社の営業を退職後、専門誌でライターとしての仕事をスタート。現在はフリーライターとしてオールジャンルの記事を書籍、雑誌、Webで執筆。趣味はサッカー観戦と音楽鑑賞、車と自転車いじり。