『フランケンシュタイン』

 

こうして胸が張り裂けても、痛みを背負ったまま生きてゆく

 
アカデミー賞®受賞監督のギレルモ・デル・トロの世界観でよみがえる、ジャンル小説として確立したメアリー・シェリーの小説の実写映画。生と死を描き、人間としての意味や、愛を渇望し理解を求めることの意味を問う壮大なドラマ。ゴールデングローブ賞受賞のオスカー・アイザックが、天才だが苦悩に満ちた科学者ヴィクター・フランケンシュタインを演じる。
己の欲望に駆られたフランケンシュタインは、新たな生命をこの世に生み出すための挑戦に乗り出す。その果てに誕生した”怪物”(ジェイコブ・エロルディ)の存在が、人間とは何か、そして真のモンスターとは何かという問いを投げかける。フランケンシュタインと“怪物”の狂気じみた世界での旅を通じて、観る者を血なまぐさい戦場へと誘っていく――。
ミア・ゴスが聡明なエリザベスを演じ、アカデミー賞®を2度受賞したクリストフ・ヴァルツも出演するギレルモ・デル・トロの『フランケンシュタイン』は、人間が皆、根底では迷子になった怪物であることを思い起こさせる。
 

『フランケンシュタイン』

 
この度到着した本予告は、科学者ヴィクター・フランケンシュタインが生み出した“怪物”の独白から幕を開ける。雷鳴が轟き、滝のような雨が降り注ぐ夜、死の静寂を破って“それ”は息を吹き返す。記憶は断片的だが胸を焼くような執念だけが残り、自らを生み出した男を追い求める中で、怪物は「ヴィクター・フランケンシュタイン」という名に辿り着く。初めて心を通わせた理解者との出会い、炎に包まれ崩れ落ちる屋敷、深海の闇に沈みゆく肉体、そして仮面の奥から覗く骸骨の天使。ギレルモ・デル・トロ監督が描き出す荘厳で残酷な美の世界が、ひとつの魂の悲鳴とともに息づき、かつて神に挑んだ男の傍らで、抑え込まれていた創造物の怒りが世界を震撼させる映像となっている。
 

『フランケンシュタイン』

 
併せて解禁となった場面写真では、研究所にひとり佇むヴィクター(オスカー・アイザック)の姿、そして陰影の中から覗く“怪物”(ジェイコブ・エロルディ)の不気味な表情が印象的に切り取られている。また話題のティファニーのジュエリーを纏い、気高い輝きを放つミア・ゴス演じるエリザベスの姿や、純真だったヴィクターの幼少期の情景も映し出され、彼を破滅の道へと導いた“運命の起点”が静かに浮かび上がるカットとなっている。

 
また併せて、ギレルモ・デル・トロ監督よりコメントが到着!「この映画は、7歳でジェームズ・ホエールの『フランケンシュタイン』を初めて観たときから始まった旅を締めくくるものです。ボリス・カーロフの瞳を見て、衝撃が走るように感じ取りました。ゴシックホラーは私にとって教会のような存在で、彼は私の救世主だと。決定的な瞬間でした」と『フランケンシュタイン』への特別な愛を語り、「メアリー・シェリーの傑作は、私の魂の中で燃えたぎっている数多くの問いに満ち溢れています。その問いは存在論的で繊細、残酷で破滅的ですが、若者の心だけで燃え上がり、大人や社会だけが答えられると感じるものです。私にとって、自分が渇望する秘密を握っているのはモンスターたちだけなのです。みなさんの夢の世界にもモンスターたちが現れて、私にそうしてくれたように慰めを与えてくれることを願っています。なぜなら、私たちは皆、迷子になった怪物だからです」と観客にメッセージを届けた。
 

『フランケンシュタイン』

 
『フランケンシュタイン』は遂に今週24日(金)より一部劇場にてNetflix配信に先立ち先行公開。

 

作品情報
映画『フランケンシュタイン』

監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ(『シェイプ・オブ・ウォーター』、『パンズ・ラビリンス』)
原作: メアリー・シェリー著「フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス」
キャスト:オスカー・アイザック、ジェイコブ・エロルディ、ミア・ゴス、フェリックス・カメラー、チャールズ・ダンス、クリストフ・ヴァルツ
2025年/アメリカ/英語/149分/原題:Frankenstein

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