ジャック・マイヨールに影響を与えた日本との絆を解き明かす


Mayol family archive/Daniele Padovan/Daan Verhoeven/Junji Takasago/Mehgan Heaney-Grier/Bruno Rizzato

 
映画『グラン・ブルー』で知られる伝説の素潜りダイバー、ジャック・マイヨールの波瀾万丈の生涯を追ったドキュメンタリー映画『ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』が、2019年11月29日(金)より新宿ピカデリー、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開される。
1976年に49歳で、人類史上初めて素潜りによる水深100メートルという記録を達成したジャック・マイヨール。このニュースは大きな衝撃を与え、それまでの常識を完全に打ち破りました。その後、映画『グラン・ブルー』の公開で脚光を浴びるも、晩年は孤独の淵へと突き進んでいき、自ら生涯を閉じました。
本作は、本人の映像とともに、ジャック・マイヨールの知られざる素顔、人生に落とした影、日本との強い絆など、知られざる波瀾万丈の生涯を追ったドキュメンタリーだ。
1988年に公開されたリュック・ベッソン監督の映画『グラン・ブルー』は、“素潜り”の世界記録に命懸けで挑む青年が主人公の海洋アドベンチャー。この主人公のモデルこそフランス人フリーダイバーのジャック・マイヨールだった。
彼は、上海在住の幼少期に、何度か佐賀・唐津を訪問。そこで海女の素潜りを見たことが将来へとつながる。成長した彼は世界を放浪、フロリダでイルカに出会い運命が決定付けられる。素潜りを極めるべく、インドでヨガに出会い、日本の禅寺で精神を鍛え、ついに1976年、49歳のときに人類史上初めて水深100mに達する偉業を達成。それは“人間を超越した感覚”を経験した瞬間だった。その後『グラン・ブルー』の公開で脚光を浴びるが、晩年うつ病になり自ら生涯を閉じた。
劇中ではマイヨール本人の映像が随所に登場。家族や、写真家ら彼と交流のあった人たち、彼に影響を受けた現役のトップ・ダイバーらが証言する。そこから見えてくる知られざる素顔や、人生に落とした影、日本との強い絆を通して、彼が生涯をもって人々に伝えたかったことを“深く”探っていく。

映画情報

Mayol family archive/Daniele Padovan/Daan Verhoeven/
Junji Takasago/Mehgan Heaney-Grier/Bruno Rizzato

 
映画『ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』
2019年11月29日(金)新宿ピカデリー、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
監督
レフトリス・ハリートス
出演
ジャック・マイヨール、ジャン=マルク・バール、ドッティ・マイヨール、ジャン=ジャック・マイヨール、成田均、高砂淳二、ウィリアム・トゥルブリッジほか
公式サイト

©2017 ANEMON PRODUCTIONS/LES FILMS DU BALIBARI/GREEK FILM CENTRE/IMPLEO INC./STORYLINE ENTERTAINMENT/WOWOW

※この記事はauテレビでも掲載されました。
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この記事を書いた人
栗林 勝/編集者/1970年東京都生まれ。
専修大学英文科を卒業後、20年ほどアダルト・サブカル系出版社で、雑誌・書籍・ウェブ編集を経験。広く、浅く、安く、をモットーにうす〜く生きている。
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