『五十年目の俺たちの旅』
(C)「五十年目の俺たちの旅」製作委員会

 

 

この度解禁された<オメダの50年>編では、オメダが会社の倒産を機に、妻・小枝子の実家がある鳥取へ身を寄せる場面から始まる。窮屈で張り合いのない生活の中、オメダは偶然出会った弓子と、その息子・克史に、亡き母とかつての自分の姿を重ねてしまう。やがてオメダは小枝子の実家を飛び出し、弓子と共に隠岐の島で暮らし始めるが、そこへ小枝子が訪ねてきたことで、弓子はオメダとの未来に影が差したことを悟り、心の均衡を失っていく。「どこにも行かない」と繰り返すオメダに対し、弓子は覚悟を決めて別れを告げる。その頃、オメダを案じたカースケとグズ六が島に駆けつけ、カースケの説得もあり、オメダは小枝子の元へ戻る決意を固める。3人揃って頭を下げる姿を見た小枝子は、こらえきれずに涙を流すのだった。
 

そして10年後。オメダは米子の市長選に当選し、小枝子との娘も成長。次の選挙を控えたある日、弓子と偶然の再会を果たす。克史が入院していると知ったオメダは援助を始めるが、その行動が思わぬスキャンダルとなり、選挙戦は不穏な空気に包まれる。それでも何とか再選を果たしたオメダは、忙しさの増すカースケと共に「会おう。歩ける限り。命の限り」と誓い合う。
さらに20年の歳月が流れ、カースケ、オメダ、そしてグズ六の3人は、ある出来事をきっかけに再び顔を合わせることになる──。
 

紆余曲折の人生の中、時代が移ろい、身の回りのすべてが形を変えていっても、3人の友情だけは揺らぐことなくそこに在り続ける。『五十年目の俺たちの旅』は2026年1月9日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。

 

二人で幸せを掴むことは叶わなかった。それでも、幾度となく巡り合う運命に翻弄され続けたカースケと洋子。そして迎えた50年目――そこで明かされる、洋子にまつわる衝撃の真実とは…。『五十年目の俺たちの旅』は2026年1月9日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。
 

昭和を代表する青春ドラマの金字塔
「俺たちの旅」が令和の時代に戻ってくる。

 
1975年10月にスタートした連続ドラマ『俺たちの旅』。カースケ、オメダ、グズ六が繰り広げる熱い青春群像劇は、当時の若者たちを熱狂させ、放送後も『十年目の再会』『二十年目の選択』『三十年目の運命』と彼らの人生の節目ごとにスペシャルドラマが作られてきた。そして、放送開始50周年を迎えた今、20年ぶりの続編『五十年目の俺たちの旅』が初の映画版として製作され、カースケたち3人の物語が初めて銀幕に登場する。
 
カースケを演じるのは中村雅俊。今回も主題歌「俺たちの旅」はじめ、挿入歌も務める。グズ六役に秋野太作、オメダ役に田中健、さらにオメダの妹・真弓役に岡田奈々と50年前のオリジナルキャストが結集した。企画・脚本はドラマシリーズからメインライターを務める鎌田敏夫。昭和を代表する数々の大ヒットドラマを生み出してきたベテランが令和の時代に新たな物語を紡ぐ。本作で初のメガホンを取るのは主演の中村雅俊。これまでメインディレクターを務めてきた故・斎藤光生監督の演出を一番身近で見てきた中村監督が『旅』のテイストを銀幕に移し替えている。ドラマシリーズからの映像もふんだんに使い彼らの人生をたっぷりと振り返ることができる。この作品は彼らの『五十年目』の物語であると同時に、彼らが歩んできた『五十年間』の物語。今も続いている彼らの青春の旅をともにする、かけがえのない【人生の一本】となる特別な作品が完成した。

 

STORY
津村浩介“カースケ”(中村雅俊)と、大学時代の同級生の神崎隆夫“オメダ”(田中健)、カースケの小学校の先輩である熊沢伸六“グズ六”(秋野太作)の3人は70代になり、付き合いはすでに50年を過ぎている。カースケは現在、従業員10人ほどの小さな町工場を経営し、オメダは現在も鳥取県の米子市長を務め、グズ六は妻のおかげで介護施設の理事長の座に収まり、それぞれ平穏な日々を過ごしていた。
そんなある日、カースケの工場にオメダがやってくる。カースケは、米子市長を務めるオメダを誇らしい気持ちで従業員に紹介するが、オメダは思いつめた様子ですぐにその場を後にしてしまう。また別の日、カースケの工場で製作中だったポットが大量に割られる事件が起きる。その中に懐かしい砂時計を発見したカースケ。その砂時計はかつての恋人・洋子と行った思い出の地、鳥取砂丘で買ったものだった。20年前に病死した洋子を懐かしむカースケだが、グズ六から「洋子が生きてる!」と驚きの情報を耳にし・・・。

 

作品情報
映画『五十年目の俺たちの旅』

出演:中村雅俊 秋野太作 田中健 / 前田亜季 水谷果穂 左時枝 福士誠治 / 岡田奈々
原作・脚本 鎌田敏夫 監督 中村雅俊 主題歌 「俺たちの旅」歌:中村雅俊
配給 NAKACHIKA PICTURES ©️「五十年目の俺たちの旅」製作委員会

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