©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会 / COMME DES CINÉMAS
東出昌大を主演に迎え、濱口竜介監督が、芥川賞作家・柴崎友香による同名恋愛小説を映画化した『寝ても覚めても』が全国にて上映中！本作に出演する唐田えりかが、第13回アジア・フィルム・アワードの新人俳優賞にノミネートされ、開催地の香港に訪れた。一方、韓国では主演の東出昌大が舞台挨拶に登場した。
唐田えりか、日本人唯一のノミネートに「この場にいられることが嬉しい」
アジアのアカデミー賞と言われるアジア・フィルム・アワード。13回目を迎える今年は香港で開催された。新人俳優賞に日本人としてただ一人ノミネートされた唐田えりか。仕事の合間を縫って、日帰りの強行軍で香港入り。Givenchyの鮮やかなピンクのドレスにJIMMY CHOOの靴、上品なショパールのイヤリングを身にまとい、レッドカーペットへ登場。
アジア各国のメディアから感嘆の声が上がり、とたんにフラッシュの嵐！授賞式に先立つカクテル・レセプションでも、各国の映画人から写真を一緒に撮って欲しいというリクエストが後を絶たなかった。
ノミネートへの心情を聞かれると、「香港に来たのは初めてなのでとても緊張しています。国を超えアジア・フィルム・アワードに参加できることに、どこかまだ信じられない気持ちがあって…この場にいられることがとても嬉しいです」と喜びを語った。
韓国でも活躍している彼女は、レセプションでも韓国だけでなくアジアの映画人と交流を深めていた。
授賞式の冒頭で発表された新人俳優賞は、 昨年日本でも公開された中国映画『オペレーション：レッド・シー』のホアン・ジンユ―が受賞。残念ながら受賞にはならなかった唐田だが、イ・チャンドン、ジャ・ジャンクー、渡辺謙、役所広司など、アジアの怱々たる映画人が集まったセレモニーを満喫し、滞在わずか12時間弱で香港を後にした。
韓国ファンを魅了した東出昌大！全11回の舞台挨拶は全回ほぼ満席
韓国にて3月14日（水）に封切られた本作。アジア・フィルム・アワードが開催されている一方で、東出昌大は3月16日、17日に韓国へ赴き、劇場での舞台挨拶を行った。昨年の釜山国際映画祭では。その甘いルックスでファンの心をとらえた東出。この度の再訪問を聞きつけたファンも押し寄せ、2日間で計11回行われた舞台挨拶は、全回ほぼ満席を記録するほどの人気ぶり。
この日はYohji Yamamotoのスーツに身を包んだ東出は、開口一番韓国語で挨拶をすると会場からは黄色い歓声が。ティーチインでは直接お客さんに近寄って対応するなど、ジェントルマンな振る舞いを見せてファンの心を沸かせた。
東出は1日に6回も行われる舞台挨拶に驚きつつも、「おいしい韓国料理を楽しみに頑張りたいと思います！」とコメントし、「本作ではラストがハッピーエンドかどうかを聞かれることがありますが、主題歌も『RIVER』というタイトルで、川の水が増えたり減ったりするように、愛というものをリアルに描いている作品。難しく捉える方もいるかと思いますが、映画として純粋に楽しんで頂ければと嬉しいです」とメッセージを残した。
最後にはファンに直接プレゼントを渡す真摯な対応を見せ、舞台挨拶は終了。日本のみならず世界でも注目を集める2人が、アジアのファンを沸かせる1日となった。
- 映画情報
- タイトル
映画「寝ても覚めても」
全国にて大ヒット公開中！Blu-ray＆DVD絶賛発売中！
東京。亮平は、コーヒーを届けに会社に来た朝子と出会う。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながら も朝子は惹かれていきふたりは仲を深めていく。しかし、朝子には亮平には告げていない秘密があった。亮平は、かつて 朝子が運命的な恋に落ちた恋人・麦に顔がそっくりだったのだ――。
©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会 / COMME DES CINÉMAS出演者
東出昌大 唐田えりか
瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知（黒猫チェルシー）／仲本工事／田中美佐子
スタッフ
監督：濱口竜介
原作：「寝ても覚めても」柴崎友香（河出書房新社刊）
音楽：tofubeats
主題歌：tofubeats「RIVER」（unBORDE/ワーナーミュージック・ジャパン）
・「寝ても覚めても」公式サイト
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- この記事を書いた人
- 栗林 勝／編集者／1970年東京都生まれ。
専修大学英文科を卒業後、20年ほどアダルト・サブカル系出版社で、雑誌・書籍・ウェブ編集を経験。広く、浅く、安く、をモットーにうす〜く生きている。
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