消費税増税反対を訴える漫画を基に、加藤小夏扮する政治に強い関心を持つ女子高生・アサミが未来を明るくしようと奮闘する姿を描く青春ストーリー。「刀剣乱舞」シリーズをはじめ、数多くの舞台作品に出演している北川尚弥は、アサミの同級生・安倍晋太郎役で共演。政治やお金をテーマにした作品の印象や役への思い、自身が“長いトンネル”に入ってしまった時の解決法などを語ってもらった。

 
「アサミに振り回されて戸惑っている姿は素のリアクションです(笑)」

――原作は漫画「こんなに危ない!? 消費増税」ですが、このテーマについてどう思いましたか?

この題材を映画にするのかって驚きました。台本をいただいた時に見ている人と同じ目線で演じることができる役柄だなと思って。その部分を大事にしながら撮影に臨みました。

――日本の未来を問う高校生たちが奮闘するストーリーに関してはいかがですか?

すごく斬新ですよね。政治とお金、そして青春ストーリーが掛け合わさって、どの世代の人が見ても楽しめる今までにない映画になっていると思います。

――主人公・アサミの同級生である安倍晋太郎を演じる上で心掛けたことはありますか?

安倍くんは政治のこともお金のことも何も分からない男の子です。演じる時は純粋にアサミから教えてもらうという気持ちを大切にしていました。

――アサミの言動に振り回される役どころですね。

安倍くんは自分から行動するタイプのキャラクターではないんです。アサミに引っ張られて動いているようなところがあって。アサミと一緒にいることで少しだけ成長する安倍くんの姿をお見せできるんじゃないかなと思います。

――アサミと一緒にいる時の戸惑う表情も印象的です。

たまに、周りの人が怒られているのになぜか自分に言われているような気持ちになることがあるんです。安倍くんの前の席に座っているアサミが先生にバレないように早弁しているシーンの時も似たような感覚になりました。もしバレたら自分にも火の粉が飛んでくるかもしれないからやめてほしいという思いを抱きながら演じていました。アサミに振り回されて戸惑っているところは素のリアクションです(笑)。

――ご自身が安倍と似ているところはありますか?

安倍くんは、結構周りに流されながら動く性格です。僕自身も学生の頃は周りの目を気にしていました。誰かと一緒じゃないと心配で動けなかったことも。今はそうでもないですけど、学生生時代の僕とは似ているのかなって感じました。

――なるせゆうせい監督からは、どのようなアドバイスを受けましたか?

「安倍くんしか見ている人の目線に立って感じられる人はいないから、なるべく新鮮な気持ちで、分からないことをアサミに聞くようにするといいよ」と言われたので、その言葉を大事にしながら演じていました。

――アサミというキャラクターの印象は?

あんなに行動力がある高校生っているんだなって。あのアサミだからこそ物語を引っ張って行ってみんなを巻き込み、何か一つのことを起こそうとする。周りの人たちを言葉で動かすことができる存在。ひと言で言うと「すごいな」という印象です。高校生なのに年上の方に自分の意見をズバズバ言えるところは尊敬しかありません。自分の生活の中に少しでも取り入れられたらいいなと思いました。

――アサミのような行動力はありますか?

自分も言う時は言うんですけど……、なるべく人の上には立たないようにしているというか、アサミのような思い切りの良さはあまりないかもしれません。自分の意見を持って行動できる人は尊敬できます。

――政治に対して強い関心を持つアサミの主張に対してはどんなふうに捉えていましたか?

必ずしも正しいとされていることだけが全てじゃないのかなと。やっぱり、古くからの考えやそれが正しいと思われているものって、なかなか変えることができないと思うんです。最近になってようやく新しい意見や若い世代の価値観が少しずつ受け入れられるようになってきたのかなって感じますけど、古い考え方を変えていくことは本当に難しい。安倍はアサミと一緒にいることしかできないですけど、少しでも力になれるように動けたらいいなと思いながら演じていました。仲間と協力し合って一つの目標に取り組む。それは、若いからこそできること。今回の映画はものすごくエネルギーがあふれていますし、学校では教えてくれない政治やお金のことを学べる作品だと思っています。

――先日(5月15日が誕生日)26歳になった時に、ツイッターで「時間が経つのが早い」とつぶやいていましたね。

昔は時間が経つのが遅いなと思っていたんです。だけど、上京してからはすごく早く感じるようになって。このまま気が付いたら50、60歳になっているのかなって思うと、今できることを精一杯やりたいなと。未来のことは誰にも分からないですけど、先手を打って行動できたらいいなと思いました。

――映画のタイトルにちなんだ質問を。演技をする上で、長い“トンネル”に入ってしまったような出口が見えない状況に陥った時の解決法はありますか?

舞台が終わった時も、映像作品を撮り終わった時も何が正解だったのか見つからないことがあるんです。これは一生の課題なのかもしれません。悩むことは大変だけど、たくさん悩めば悩んだだけ深みとかも出て来るのかなと。悩むことも俳優の一つの仕事だと思っています。

――例えば、プライベートな時間で気分転換をしたい時は?

おいしいものを食べます。食べている時は自然と笑顔になるし、幸せな気持ちになれる。お肉だったり甘い物だったり、自分へのごほうびとして好きなものを食べるようにしています。

――甘い物は何が好きですか?

大福やチョコレートなどの糖分を摂ってリフレッシュします。あんこは、つぶあんもこしあんも好き。お茶ではなくブラックのコーヒーを飲みながら食べます。

――“食”といえばキャストサイズチャンネル「北川尚弥の旅飯」が好評配信中ですね。

仕事いうよりはプライベートでふらっと旅行して、おいしいものを食べて幸せな顔をしている僕の姿を見て楽しんでいただけたらいいなと。もちろん食レポとかもあるんですけど、上手くやろうとは思っていません。感じたままの言葉を伝えたいですし、素の僕を見てほしいです。

映画情報
映画『君たちはまだ長いトンネルの中』
6月17日(金)より、池袋HUMAXシネマズ他にて全国順次公開


©2022君トン製作委員会

あらすじ
元財務省の亡父の影響を強く受けた高校3年生のアサミ(加藤小夏)は、政治に対して人一倍強いイデオロギーを持っていた。しかし、女子高生の彼女にできることは、世話になっている親戚夫婦の店や衰退する商店街を盛り上げることぐらい。最初の頃はあきれていた同級生の安倍(北川尚弥)や中谷(定本楓馬)も、自分たちの未来を明るくしたいと奮闘するアサミのことを応援したいと思うようになっていた。そんな中、アサミはかつて戦隊ヒーローとして活躍していたタレント議員の武藤(蒼木陣)と遭遇。総理に会わせてほしいと直談判する。

出演
加藤小夏、北川尚弥、定本楓馬、蒼木陣、高橋健介、川本成、萩野崇/川村エミコ、なかじままり、村田琳、元谷百合奈、金剛地武志、あまりかなり、芦原健介、小野由香、伊東千啓、上田帆乃佳/モト冬樹、かとうかず子

監督・脚本
なるせゆうせい

経済監修
藤井聡

原作・原案
「こんなに危ない!?消費増税」(ビジネス社)消費税増税反対botちゃん著

配給
株式会社トリプルアップ

映画『君たちはまだ長いトンネルの中』(公式ページ)

撮影:島村緑 取材・文:小池貴之
ヘアメイク:平笑美子 スタイリスト:RYUSEI MORI(DEXI)

プレゼント

北川尚弥さんのサイン入りチェキを2名様にプレゼント!

賞品

北川尚弥さんのサイン入りチェキ

当選者数

2名様

応募期間

2022年6月16日(木)~6月22日(水) 

応募条件

1.Twitterアカウントをお持ちでTwitterアカウント「@WillMediad」をフォローしていること。
2.Twitterアカウントをお持ちで本キャンペーン指定のツイートをリツイートしていること。
※引用ツイートはご応募の対象になりませんのでご注意ください。
※必ずご自身のアカウントを“公開”にした状態でご参加ください。
※日本国内に在住で賞品の配送先が日本国内の方。
※未成年の方は保護者の方がご応募ください。

手順
1.Twitterアカウント「@WillMediad」をフォロー。
2.Twitterアカウントで本キャンペーン指定のツイートをリツイート。
3.上記で応募は完了です。

当選発表と商品配送までの流れ

2022年6月中旬頃に当選された方にキャンペーン事務局からTwitterのDM(ダイレクトメッセージ)にて、当選通知を行います。その際に賞品配送方法についてをご連絡させていただきます。(「@WillMediad」アカウントのフォローをはずされておりますと当選連絡ができなくなりますので、ご注意ください。)
※賞品配送は、6月下旬頃を予定しております。
※住所、転居先不明・長期不在などにより賞品をお届けできない場合には、ご当選を無効とさせていただきます。
※TwitterのDM(ダイレクトメッセージ)にてご住所をご案内頂けない場合にはご当選の権利が無効となりますのでご注意ください。

その他の注意事項

・本キャンペーンについては下記をお読みいただき、ご同意いただける場合のみご応募ください。
・応募者は本応募規約に従うものとし、一切異議申立てを行わないものとします。
・インターネット接続料及び通信料はお客様のご負担となります。
・賞品の内容は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
・当社が意図しない不正な処理を行わせるプログラム等でのご応募は無効とさせていただきます。
・当サイトの利用によるいかなるトラブル・損害(直接、間接の損害別を問わず)が発生したとしても一切の責任を負いかねます。あらかじめご了承ください。
・本キャンペーンでお預かりする皆様の個人情報の保護方針についてはプライバシーポリシーに記載しておりますので、必ずご一読の上、ご利用願います。
・本キャンペーンの規約に違反していると事務局が判断した場合に限り、アカウントのブロック等の必要な措置を取ることができるものとします。
・本キャンペーン規約の解釈・適用に関しましては、日本国法に準拠するものといたします。

運営事務局について
本キャンペーンは、ウィルメディア株式会社が運営しております。
適正な運営を行う為に本キャンペーンの応募条件変更等、あらゆる対応をとることができるものとさせていただきます。あらかじめご了承ください。

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